[Return] ★ ハ イ ラ イ ト よ ね や ま 87号 ★    2007年5月11日発行
★ ハ イ ラ イ ト よ ね や ま 87号 ★    2007年5月11日発行
今月のトピックスは・・・
・寄付金速報 ―再び前年同期比減少!―
・現地採用奨学金、第2期生の募集がスタート
・マラリア根絶に向けた新薬研究で、米山学友が若手科学者賞受賞

などのニュースがあります。

▼写真・グラフ入りカラー版はこちらをご覧ください。
(印刷用PDF版もあります)
http://www.rotary-yoneyama.or.jp/r_member/highlight/highlight87.html


(財)ロータリー米山記念奨学会ニュース
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★ ハ イ ラ イ ト よ ね や ま 87号 ★    2007年5月11日発行
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::今月のトピックス:: 
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1.寄付金速報 ―再び前年同期比減少!―
2.現地採用奨学金、第2期生の募集がスタート
3.マラリア根絶に向けた新薬研究で若手科学者賞受賞
 【米山学友 金惠淑さん】
4.新モンゴル高校校長ジャンチブ・ガルバドラッハさんが事務局来訪

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1.寄付金速報 ―再び前年同期比減少!―
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4月までの寄付金は、前年同期と比べて0.5%減、約600万円の減少
となりました。普通寄付金が0.6%減、特別寄付金が0.4%減となり、
前月の0.4%増から減少へと転じ、2006年12月以降、4カ月連続で
前年同期を上回ってきましたが、残念ながらこの4月で再び記録が
途絶えてしまいました。

今年度は普通寄付の納入が遅れており、4月30日現在で下期分が
まだ納入されていないクラブが66クラブあります。(前年度58クラブ)
今年度も残りあと1カ月半です。地区関係者の方々もご協力賜ります
よう、よろしくお願い申し上げます。

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★2007年7月より、当会寄付金に対する表彰制度が変わります!
詳細は下記をご覧ください。
http://www.rotary-yoneyama.or.jp/r_member/r_m_01_31.html
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2.現地採用奨学金、第2期生の募集がスタート
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2年目を迎える現地採用ロータリー米山奨学生の募集が今年1月、
ベトナムで始まりました。

昨年と同様、若者向け商業紙等に募集広告を掲載したところ、
今年は70名(昨年度44名)にのぼる応募がありました(男性17名・
女性53名、理系34名・文系36名)。

今後、5月中旬に筆記試験を行い、10名の候補者を決定します。
候補者は、5カ月間の日本語研修を経て、12月に実施される最終
面接に臨みます。最終面接では、ロータリアンによって組織される
選考委員会(米山奨学会・東京)の代表が面接官として現地に出向き、
現地の学友代表と共に面接を行います。第2期生の採用は2名。
合格発表は2008年2月前後、入国は同年4月〜9月を予定しています。

なお、第1期生のゴ・ホン・ニュンさん【2580地区/高齢者福祉研究/
日本社会事業大学】、タイ・ヴァン・ナムさん【2660地区/ベトナム
土壌研究/大阪大学】は、今年7月に来日予定です。

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3.マラリア根絶に向けた新薬研究で若手科学者賞受賞 
 【米山学友 金惠淑さん】
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岡山大学大学院・准教授として抗マラリア薬の開発研究に励む
金 惠淑(キム・ヘスク)さん【韓国/1993-95年/岡山大学大学院/
備前RC】が、平成19年度科学技術分野の文部科学大臣表彰「若手
科学者賞」受賞の栄誉に輝きました。同賞は、「萌芽的な研究、
独創的視点に立った研究等、高度な研究開発能力を示す顕著な
研究業績をあげた40歳未満の若手研究者」を対象とするもので、
韓国人としては初の受賞となります。

受賞理由にもなった金さんが新たに開発した抗マラリア化合物は、
既存の治療薬に耐性を示すマラリアに対しても効果があり、大量
かつ安価に合成できるため、発展途上国に供給できる可能性が
高いものとして期待されています。

奨学期間を終えて10年以上が経過した今も、カウンセラーの吉延
四郎氏(備前RC)との交流が続いているという金さん。吉延氏は
金さんについて、「奨学生の頃から真面目で、一心に研究に打ち
込む姿に感服していました。今回の受賞は、当クラブでお世話した
奨学生としても初めての快挙。クラブを挙げて何かお祝いしたいと
考えています」と、喜びを語ってくれました。

==★金惠淑さんからのメッセージ★========================

「今回の受賞にあたり、その基礎を築いてくださったのは、ロータ
リアンの皆さまによるご支援のおかげです。本当にありがとうござ
います。米山奨学生になったばかりの頃は、毎月の例会出席に
戸惑いもありましたが、いつの間にかその雰囲気を楽しんでいる
自分がいました。現在、大学で学生を教えたり、研究指導をしたり、
また、学会や研究費獲得のために自分を表現できるようになった
のは、米山奨学生として経験したいろいろなことが凝縮された結果
だと思います。熱帯病の根絶のためには国際貢献・国際奉仕の
精神が何より大切です。米山奨学生として身に付けたこの精神を、
マラリアで苦しむ人々の役に立てるよう、微力ながら実践していき
たいと思います」
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4.新モンゴル高校校長ジャンチブ・ガルバドラッハさんが事務局来訪
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モンゴル初の3年制高校を創設した米山学友、ジャンチブ・ガルバド
ラッハさん【モンゴル/1998-99年/山形大学大学院/山形北RC】
が3月27日、米山奨学会事務局を来訪されました。

ジャンチブさんが校長を務める「新モンゴル高校」は、カリキュラムや
学習指導方法に日本のモデルを採用した“日本式高校”で、卒業後
に日本をはじめ、海外の大学に進学する生徒が数多くいます。
今年も国費留学生として8人、私費留学生として15人が日本の国立
大学・高専などへの入学を果たし、現在、日本留学中の卒業生は
59名にもなります。その中で、昨年のビャムバー・バトザヤさん
【2006-08年/千葉大学/木更津RC】に続いて、今年も2名の卒業
生が米山奨学生として採用されました。ジャンチブさんもこの報に
大変喜び、日本のロータリアンからの支援に心からの感謝を述べ
られました。