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★ ハ イ ラ イ ト よ ね や ま 93号 ★ 2007年11月12日発行

今月のトピックスは・・・

  • 寄付金速報 ― 米山月間の結果は? ―
  • 2008学年度の米山奨学金申込状況
  • 台湾学友会が中越沖地震へ義援金
  • ネパールで貧困女性の自立支援に取り組むアルチャナさんが来訪
  • 中国の学友から1,000ドルの寄付 【米山学友 張 虞安さん】

などのニュースがあります。

▼写真・グラフ入りカラー版はこちらをご覧ください。 (印刷用PDF版もあります)
http://www.rotary-yoneyama.or.jp/r_member/highlight/highlight93.html

(財)ロータリー米山記念奨学会ニュース
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ハ イ ラ イ ト よ ね や ま 93号 ★ 2007年11月12日発行
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::今月のトピックス:: 

  1. 寄付金速報 ― 米山月間の結果は? ―<
  2. 2008学年度の米山奨学金申込状況
  3. 台湾学友会が中越沖地震へ義援金
  4. ネパールで貧困女性の自立支援に取り組むアルチャナさんが来訪
  5. 中国の学友から1,000ドルの寄付 【米山学友 張 虞安さん】

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1.寄付金速報 ― 米山月間の結果は? ―
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10月までの寄付金は、前年同期に比べて3.3%減、約1千8百万円の減少でしたが、先月(4.6%減)に 比べて減少幅が小さくなりました。
普通寄付金が2.7%減、特別寄付金が3.8%減です。
 10月の米山月間には、当財団設立40周年を記念して100万円を寄付していただいたクラブもあり、今月の寄付累計額5億3千万円は、2003年度以降5カ年の間で2番目に高い金額となっています。
上期の残り2カ月も引き続きご支援賜りますよう、お願い申し上げます。

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2.2008学年度の米山奨学金申込状況
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2008学年度の米山奨学金(学部・修士・博士課程奨学金、地区奨励奨学金)には、全国344校から1,378名の応募がありました。
申込者を国・地域別にみると、中国が58.3%(前年度比▲2.1%)、韓国11.7%(▲2.1%)、台湾6.0%(▲0.7%)、その他23.9%(+4.8%)で、「その他」国籍出身者の申込み割合が増加しています。課程別では、博士課程が30.9%(▲0.7%)、修士課程57.1%(+0.5%)、学部課程11.0%(±0.0%)となりました。
 指定校になったにもかかわらず、推薦者0名の指定校が毎年発生します。今年は64校(前年度68校)でした。事前の情報収集など、留学生在籍状況の確認をお願いいたします。なお、「クラブ支援奨学金」には8地区13クラブから、「地区奨励奨学金」は6地区9校の指定校に対し、5校から14名の応募がありました。これから11月下旬〜1月下旬にかけて、地区選考委員会による書類選考・面接試験が実施され、2月中旬には新規採用者595名(2007年11月現在)が決定します。

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3.台湾学友会が中越沖地震へ義援金
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「7月に発生した新潟県中越沖地震は、台湾でも大きく報道されました。そのニュースを受け、台湾の米山学友会が立ち上がりました。
(社)中華民国扶輪米山会(台湾米山学友会)の阮允恭理事長(1971−74/神戸大学大学院/神戸RC)は、9月の理事会で中越沖地震への義援金送付を提案し、全会一致で承認。呼びかけを始めると多くの学友から手があがり、1週間で目標額30万円に達しました。
 阮理事長は「地震の怖さ、復興までの道のりの長さと辛さは私たちもよく知っています。1999 年の台湾中部の大地震の救援に、日本から多くのボランティアが駆けつけてくれたことは忘れられません」と、寄付に込めた思いを語ってくれました。
 なお、集められた義援金は、陳思乾前理事長が来日した際、坂下事務局長に手渡されました。台湾学友会は、2004年の中越地震の際も30万円の義援金を送っています。

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4.ネパールで貧困女性の自立支援に取り組むアルチャナさんが来訪  
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 母国ネパールで、縫製や刺繍の技術を教えて貧困女性の自立を支援する職業訓練施設「ルーザー・トレーニングセンター」を設立した米山学友のアルチャナ・シュレスタ・ジョシさん(2001-02/鈴鹿国際大学/鈴鹿西RC)が10月26日、米山奨学会事務局を訪問してくれました。 
彼女の活躍は、「ロータリーの友」よねやまだより(2007年3月号に掲載)や豆辞典などでも紹介してきました。懸命な努力で授業料免除プログラムを継続するアルチャナさんの姿に、世話クラブの頃からのアドバイザーでもある松本裕夫さん(現:芦屋RC会員)はじめ、多くのロータリアンが共感し、支援の輪が広がっています。
(松本さんは、「ルーザー支援の会」を立ち上げています。matsumoto.ah@gmail.comまで)  昨年、母国のラリトプールRCに入会し、ロータリアンにもなりました。いつかは専門学校をつくりたいという夢に向かって挑戦を続けるアルチャナさんに、心からのエールを送ります。

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5.中国の学友から1,000ドルの寄付 【米山学友 張 虞安さん】  
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 アメリカのベンチャー企業で新薬の開発・研究をしている米山学友、張虞安(チョウ・イゥアン)さん(中国/1998-2000/近畿大学大学院)が、世話クラブの交野RC(第2660地区)を通じて、アメリカから米山奨学会へ1,000ドル(日本円に換算後、11万2,030円)を寄付してくれました。
 米山月間の10月は自身の誕生月でもあるという張さんは、半年前に現在の職場へ転職し、奉仕の機会を探していたと言います。交野RCの猪奥年紀会長は、海外に居てなおロータリーや米山奨学会へ心を寄せ続ける張さんの行為に感激し、同額の寄付をしました。
 当初、匿名での寄付を申し出、表彰を固辞していた張さんですが、会員たちの勧めもあり、来る12月の地区大会では第1回米山功労者として新谷ガバナーから表彰されることになっています。
【張さんからのコメント】
 いつか経済的に成功したら米山奨学会へ寄付しようと思いながら、なかなか行動にうつせないでいました。そんなある日、新聞で“豊かな生活への知恵”という記事を読みました。そこには一つの方法として、収入の1割を社会へ還元することが示されていました。
自分がやっていることは、ただ自分のためだけでなく、人間全体の生活につながり、人へ希望を与える以上に自分の希望を確認できる、と。今回の寄付でそういう感覚を体験することができました。
 いただいた奨学金の金額より、皆さんの真心と期待の方がもっと重みがあると感じています。恩返しのために米山奨学基金を増やすのは、私が一生をかけて目標とすることの一つです。今回の寄付は手始めに過ぎません。
今後、10倍、また100倍の寄付をしたいと思っています。どれくらい早く達成できるかわかりませんが、一生をかけて頑張ります。真実によって真心を引き出すロータリアンの皆さんに、改めてお礼を伝えたいと思います。  
                      以上

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財団法人ロータリー米山記念奨学会   
事務局長 坂下博康 
編集担当 野津・峯・大庭 
Tel:03-3434-8681  Fax:03-3578-8281 
問い合わせメール: highlight@rotary-yoneyama.or.jp 
米山記念奨学会ホームページ: http://www.rotary-yoneyama.or.jp/ 
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