[Return] 2006年9月 公式訪問日記
八日市場RC 9月5日(火)
快晴
田園風景を楽しみながら八日市場駅に到着。杉並木道のそばに徳川家と関係深い立正大の発祥地があり、大山椒魚の生息など八日市場には歴史が息づいている。同じ地区職業奉仕委員であった平山さんと川口会長の出迎えを受ける。猿田ガバナー補佐、川口会長、井上幹事、鈴木副会長と懇談に入る。38名の会員、平均年齢60歳、3760地区北仁川RCと20数年来の友好クラブでマッチンググラントを利用して総額250万を心臓病の病院に寄贈する。40周年記念の時計塔の設置、献血の協力など奉仕活動は活発だ。献血協力で工業団地利用のヒントを得る。16万円の年会費で運営している。元気な井橋先生に会え、間隙を味わう。クラブ協議会が終わるまで居てくれた。
川口会長のきめ細かい計画に感心する。それぞれ活発な協議に45周年を迎えるクラブの奥深さを知る。予定より大幅に時間超過。川口会長に駅までのつもりが、なんと自宅まで送って頂いた。温情に感謝する。車中での話も楽しく1時間弱で帰る。
小見川RC 9月6日(火)
曇りのち雨 秋篠宮様に親王ご誕生
早場米穀倉地帯は90%ぐらい刈入れが済んでいる。香取神宮の宮司である高橋ガバナー補佐、金剛寺の住職である大津会長、ちば醤油社長の山本幹事、山田エレクト、飯田副幹事と懇談。30名の会員数だが、すぐに1名入会する予定。年会費16万円にも拘らず高校生に毎年奨学金を贈呈している。社会奉仕準備金および別途準備金が多い。ちば醤油(株)が例会場を無料で提供しているからだと思う。4部屋を全部フロアーにして、天井、梁共に趣のある部屋での例会は格別だ。会長経験者が半数以上占めている。30年にわたる出席率100%、ニコニコも多い。高齢化が進む問題は各クラブ共通の問題である。
R財団、米山奨学会へ大変な協力を頂いている。R財団奨学生や青少年交歓学生の派遣も検討して欲しい旨を伝える。総じて品性あるクラブとの印象を受ける。
佐原RC 9月7日(木)
曇り
昨日の路線を今日も往く。ハーフ29の記録を持つゴルフ上手の松川会長、大堀幹事、菅井副幹事、白鳥副幹事と懇談。高橋ガバナー補佐は皇室の慶事で皇居に参内のため少し遅れる。高橋AGのホームクラブであり、過去に3人のガバナーを輩出している。来年50周年を迎える伝統と格式あることを実感する。クラブ再活性に最適のCLPを薦める。各クラブがCLPを採用してクラブが活性化し、地区の改善にまで及ぶことが出来ればいいと思う。51名の例会を久しぶりに味わう。まだ増強できると言う。ローソンの社長を呼んでの合同公開例会を開催したところ高い評価を得たし、今後、このような公開合同例会は地域に良い影響を与えると思う。
協議会では菅井副会長の素晴らしい進行で、簡にして要を得た協議が出来た。女性会員に対する容認は出来ない。残念だが仕方ない。卒寿の石橋職業奉仕委員長は、クラブ全員から全幅の信頼が寄せられている。理事でもある。今の委員会の数は時代にマッチしていないのでCLPを採用する要ありという発言があった。若年層の入会によって更に充実したクラブになることを願う。
旭RC 9月8日(金)
曇り 和歌山地方洪水発生
砂鉄と塩の産地であった旭市は人口7万人、温暖な気候、山海の幸多く、医療設備が整い日本一住み良い町であるという。オゾン豊かな空気が美味しい。猿田ガバナー補佐と園芸業の宮野会長、畜産業の大松幹事、高安副会長、太田副幹事と懇談。数々の団体への助成金を継続すべきか否かに問題を抱えている。難しい判断だが打切ることも考えなくてはならない。会員数51名、最高57名と安定したクラブだ。市町村合併で、飯岡、海上、干潟がテリトリーに入るので会員増が期待できる。外来者との融合はスムースである風土は範とすべきだ。これも住みよい町の条件と思う。会長の何でも見てやろう、やってやろう、聞いてやろう、と積極的な行動の推進に共鳴する。
お互いに思いやる雰囲気に満ちている協議会で、家族や地域を大事にしている。クラブの委員会数が多いのでCLPを説明する。関心あり。クラブを組織から活性化する方策(ボトムアップ)を話合う。クラブ内の雰囲気、品格共に優れたクラブとの印象を受けた。
佐原香取RC 9月11日(月)
曇り 早朝雷鳴一発
香取神宮に入る。鬱蒼と茂る檜と杉木立の中に、檜皮葺き屋根、黒塗り権現造りの御本殿が、優美な姿で鎮座している。そこで、高橋宮司様(ガバナー補佐)のご配慮により、特別ご祈祷をして頂く。厳粛な気持ちになり任務の重要さを自覚する。宮司様のご厚意に感謝する。
檜の香り漂う社務所の二階にて高橋ガバナー補佐、本宮会長、飯田幹事、保津副会長と懇談。24名の会員で11年目、平均年齢55歳の若いクラブ。委員会・理事会はあるが、運営、企画、実施は全員で話合って決定し、実行している。それほど横の連絡は密である。CLPを薦めるが、その必要はないかもしれない。10年まではクラブ内の親睦に力を注いだが、これからは地域に目を向けた社会奉仕活動を行うとのこと。初期ロータリーを髣髴させる。30名を目標に増強を図る。将来が楽しみなクラブである印象を受けた。
千葉地区幹事のご好意により市原−香取神宮−銚子と送って頂いた。夜遅く銚子に入る。毎日、人様のご厚情を受けている。感謝。
銚子東RC 9月12日(火)
曇り時々小雨
銚子商工会議所の例会場に歩いていく。どの会議所も200名ぐらい収容できる会議場とその他大小の部屋がある。猿田ガバナー補佐、ロータリー歴は少ないが見事な運営方針を立てている中西会長、宮内幹事、黒田エレクト、ぬれせんべいの石上副幹事と懇談、「とっぱずれ」という週報のネーミングにユーモアを感じる。楽しんで作成しているせいか内容の濃い週報だ。その週報に中西会長が「傘かしげ」に言及していた。江戸時代のお互いに思いやるモラルについての話だ。銚子市は7万6千人の人口で、当クラブは50名、銚子RCは50名、合せて100名のRtnが銚子にいることになる。高齢な方も多いが、新進気鋭な人も多い。平均年齢54.5歳。ロータリーの根幹をなす職業奉仕とクラブ活性化のクラブ奉仕を重点にした卓話になる。協議会では地区の現況を知らせ、今こそモチベーションをあげて、ロータリーの原理原則をしっかり理解してく、一歩後退を意義あらしめて、ひるむ事なく二歩前進に繋げることをしていこうと呼びかける。皆真剣なまなざしで協議していた。最東端にある銚子東RCに栄光あれと祈る。
銚子RC 9月13日(水)
終日小雨  悠仁親王と命名
昨日と同じ会場に赴く。今年度50周年を迎える。当地区8番目に誕生したクラブ。しかも伝統的に勉強熱心なクラブだ。理路整然としたお話をされる猿田ガバナー補佐のホームクラブであり、杉山会長、信太幹事、桜井副会長、宮内副幹事と懇談。会員数50名で引継ぎ、51名に増員、55名を目指す。当クラブの実績は老舗のクラブとしての矜持を保っている。4年前から開校している千葉科学大学との関係を友好裡に進め、キャンパス内にローターアクトクラブ設立の機運がある。また米山奨学生応募資格校を目指し、学内留学生の便宜を図ろうとしている。
07年3月25日50周年記念式典を行うが、織田委員長が実行委員長にあたり、徹底したボトムアップ方式で式典の企画をしている。巧みに人材を配置して全員が参画している。プロセスを大事にしながら銚子RC歴史からロータリーの理解を深める意図が窺える。
例会のロータリー・ソング斉唱にタクトが振られていた。ソングは歌いやすく良い趣向であると思った。
CLPにも関心を持っていただくように説明する。品格のある会員が多く、マナーの善さを感じた。
東金ビューRC 9月14日(木)
小雨のち曇り
菅井ガバナー補佐、中村会長、佐々木幹事、北村副会長、嘉瀬副幹事と東金商工会議所にて懇談。地区内85番目に誕生のクラブで7年目を迎えている。最大40名の会員から現在29名、テリトリーが拡がったので純増3名を目指している。菅井AGから分区共同で市町村の広報誌にロータリー入会案内を掲載しようとの提案があり、グッドアイデアであると思う。クラブの人事は会長への収斂に向けてローティションを決めている。
R情報研究会はもう少し分り易い話にして欲しかった。それに基調講演からRtnとしてのプレッシャーを感じたという。やがて理解できると思うが、気持ちは分る。ロータリーは戒律の厳しいところではない。個々のロータリーに対する考えはそれぞれでもよいが、経年と共に考え方は進化していく。多くのセミナーに参加して、より良い次元に到達したいものです。
会計処理に当クラブ独自のソフトを開発している。地区内クラブにとっては垂涎のソフトだ。参考にしたい。協議会ではジュニア研修会の発表があり、叡智を結集した事業であり、いたる所にアィデアが溢れている。地区社会奉仕セミナーで発表して欲しい。独自の発展を期待できるクラブとの印象である。
富里RC 9月19日(火)
晴れのち曇り 宮崎に竜巻、大分にダウンバースト
夏が戻ってきた。車窓から見る里山の風景は美しい。電柱がなければなーと思うのは私ばかりではないだろう。八街駅に樋渡ガバナー補佐の迎えに感謝。車中、富里のレクチュアーを受ける。市の人口は5万1千人。空港と共に発展している。瀟洒なラジソンホテルが例会場である。
伊藤会長、宮川幹事、岩井エレクト、藤井副幹事と懇談。32名の会員だが、5名以上の増員を目指す。入会の手続は手順をきちんと踏んでいる。富里インター側に花壇を作り、潤いを与えている。年3回のメインテナンスを十数年かけている。富里のメーンイベントになっているスイカロードレースは、富里RCが提案して行政を動かし、参加者1万2千人にまでなった。当日、Rtnとその家族は共々大童であるという。献血運動を積極的に展開し、地域ではトップの成績を上げている。地域でのロータリアンの信頼が厚いからだろう。防犯パトロール隊を結成し、ステッカー、看板を掲示する傍ら、市民のモラル向上のために各事業所にのぼり旗を立てる等など、アイデア一杯の活動をしている元気なクラブであり、個々のロータリアンの見識も高い。今後の発展が楽しみである。
松戸RC 9月20日(水)
晴れのち曇り 安倍自民党総裁誕生
人口43万、県内第3の都市。歌人伊藤左千夫の「野菊の墓」の舞台、「矢切の渡し」がかかる江戸川が沿いの町だ。小泉ガバナー補佐、小倉会長、島村幹事、鎌倉エレクト、大川副幹事と土屋PG所有のユニティビル3階にて懇談。50周年を迎えるクラブだけに2代目の会員が多い。3代目の会員も数名いる。それぞれの生業をしっかり受継いでいるからだ。小泉AGも2代目のRtn、しかも歯科医として3代目だという。世代交代も進んで平均年齢57歳、47名の会員、50周年なので50名を絶対確保するという。候補者を既に挙げている。例会のマンネリ化防止の手立てを模索している。CLPを進めると同時に、「我以外皆師なり」という謙虚な心を持って例会に出席することが肝心であることを卓話する。
高校生に30周年記念以来、奨学金を提供していることに驚く。松戸RCの歴史を語られるのは土屋PGしかいない。奨学金の原資調達時の話を土屋PGに聞く、その手法は実に強引だが、当時のRtnの度量の大きさと仲間意識の強さからできたことと思う。その気風が連綿と継承されて、ニコニコの金額に表れている。資金運用がままならない昨今、奨学金の資金をニコニコで補っている。
協議会では「ロータリーは異業種の集まりだから、それぞれが自分の職業を営む時どのような姿勢で接しているかを語り合うことが大切だ」との言葉で終わった。お互い交わす言葉は熱心さが迸り、充実した協議会であった。
松戸西RC 9月20日(水)
夜間
ユニティビルにて休息中、松戸RCの土屋さん、小泉ガバナー補佐、役員の方と松戸市内5つのRCの歴史と流れを聞く。先輩Rtnの過去の経験談は貴重だし、楽しい。炉辺談話のようだった。
小泉AGにご案内頂き、松戸駅東側のニュートーキョーの例会場に入る。松戸西RCでも2代目、3代目のRtnが数人いる。久しぶりに臼倉さんにお会いする。お元気で何よりだ。松戸RCの小倉会長と同じく山田会長も弁護士である。三山幹事、松丸エレクト、益子副幹事と懇談、現在31名、35名に目標を設定している。平均年齢55.4歳、21年目、家族込みの親睦の企画、地域社会において目に見える社会奉仕を実施する等々意欲的である。出前講座とCLPの説明に関心を示す。親睦活動や奉仕活動においてお互いロータリーの良さを早く体験できる企画を考えて実行することを話合う。
バングラディシュの学校建設に松戸北RCと共同で資金集めをしている。岡田直前AGが中心になり、第1週のニコニコと一口4千円の個人の醵金を当てている。成功を祈る。柏に宿泊。
松戸中央RC 9月21日(木)
晴れのち曇り
小泉ガバナー補佐が今では珍しいキャデラックにて迎えに来てくれる。乗り心地抜群。松戸の特徴、人脈、祖父は日本の歯科医の先駆者であることなど面白い話を聞きながら、松戸中央RC例会場に行く。几帳面な鈴木会長、福澤幹事、関原エレクト、長橋副会長と懇談。25周年を迎える。42名の出発から45名にするという。会長は、「出席と親睦を考える」と題した協議会を緻密に準備していた。すでに協議会を事前に行い、意見を纏めてあった。
ロータリーは何故出席を厳格にしているのか、何故親睦を重要視しているのかの話になる。何故、何故を重ねる自問からロータリーの本質が見えてくる。親睦と出席はクラブの充実する最も大きな手段であるから、出席する時の心構えが大切になる。「我以外皆師なり」の謙虚さの中に秘められた積極的な姿勢がそこにはある。昨日もそうだが、皆さん真摯に取り組み、充実した協議会となった。他の松戸市内RCでは女性会員はいない。女性会員の良さを示して他のクラブにも女性会員の入会を促進して頂きたい旨を話す。例会後に希望者は残ってティタイムを取るという。炉辺会合である。長老の河合会員の一言が効く、「お互い心のふれあいと、心の充足を求めよう」だ。先輩Rtnの言葉は貴重だ。和気藹々としたクラブの前途に明るさが見える。キャデラックで送ってくれる。今日も柏に泊まる。
柏西RC 9月22日(金)
晴れのち曇り
昨夜、13分区の海老原ガバナー補佐と流山RCの面々と食事、話が弾み、心底楽しんだ。宿泊したホテルが例会場である。渡邊ガバナー補佐、中村AG幹事、香島会長、馬場幹事、鈴木エレクト、日暮副幹事と懇談。皆さん格好いい制服(ブレーザー)を着用している。時折作るので数着持っているという。一言で言えば素晴らしいバランスの取れたクラブである。特に年齢が模範的な構成をしている。久しぶりに最長老の染谷さんと会えて嬉しい。100%出席で矍鑠としている。香島会長は自クラブ100%出席(22年間)という驚異的な記録保持者である。実働する会員数が少ないので若い会員の獲得を目指す。ここでも2代目のRtnが比較的多い。女性会員が一人。今後のロータリーの生残りをかける条件の一つに女性会員と家族の協力は決して欠かせないことを話す。
ワンコイン・ミーティングと称して例会後に任意にミーティングを行っている。活力の源はここにあるのかもしれない。台中のRCと姉妹関係にあるというので、台湾の人から崇拝されている日本人技師の八田與一さんのことを話す。資料を届けることにした。近い将来、ガバナーを擁立して頂きたいクラブである。
横芝RC 9月25日(月)
晴れ 映画の重鎮 丹波哲郎さん死去
農業と空港関連企業の従業員の住宅で発展している横芝光町。菅井ガバナー補佐のホームクラブ、誠実なお人柄の内田会長、元気な花澤(英)幹事、齋藤エレクト、花澤(一)副幹事と懇談。炉辺会合をしているような感じで、ロータリー談義に話が弾む。33人の会員数でスタート、会長が2名増員して35人の会員数。平均年齢62.5歳。
ロータリーの誕生から、ロータリーが成年に達したといえる決議23-34(社会奉仕に関する1923年の声明)に至るまでの経緯を話す。協議会では例会出席100%を目指している。誰も異論がでない。出席の大切さを知っているからだ。それだけでもクラブ奉仕は十分に機能している。それはニコニコの額に反映されている(3万円/人/年)。一つ目的に会員全員がやろうと努力する姿勢が見えるので、クラブ内部は充実して今後の横芝RCの成長が期待できる。鮭が自然遡上する南限の川である栗山川の周辺の環境を美化することをクラブの最大課題としている。桜の植樹や河川の浄化などである。
八千代中央RC 9月26日(火)
曇りのち雨のち豪雨
9/2創立25周年記念事業を見事に成し遂げた八千代中央RCは移籍メンバーなしでスタートしたクラブだ。創立時のチャーターメンバーの奮闘振りが偲ばれる。平均年齢44歳から、今は61歳となり会員数は31名。間もなく32名となる。成島AG、積極的な小林会長、比良田幹事、江口エレクトと歓談。CLPの関心度は高い。地区内クラブの会長・幹事の皆さんは、クラブの活性化に腐心している。燎原の火の如くCLPが採用されて地区内クラブの活性化が進展することを願う。女性会員の入会を勧める。穏やかな長谷川直前AGの存在が大きい。31名中29名の方がポールハリス・フェローである。会長以下全員で、次なる50年に向けてクラブを充実させ発展させていこうとの決意が伺える。この意気込みは創立時の先輩RtnのDNAかもしれない。奮闘を祈る。
四街道RC 9月26日(火)
雨 豪雨
八千代中央RCから、元F1レーサーであった成島ガバナー補佐が運転し、フェラリーのコックピットに同乗してその気になり、四街道ゴルフクラブに向かう。成島AGのホームクラブ、大賀会長は見るからに優しそうな女性である。森本幹事はエレクトも兼ねている。西野副幹事と懇談。25名の会員数、ピークは48名であった。驚いたことに、四街道RCには独自のクラブ・ソングがあることだ。軽快なリズムにのったロータリー賛歌、加倉井さん作詞、成島AGの作曲である。創立25年の式典は5/12を予定している。
愛国学園大学付属高校のIACを提唱している。四街道交響楽団の指揮を務める成島AGの関係から、コンサート開催時にIACの募金活動を行い経費の捻出を図っている。自立心を促す興味ある方法だ。CLPの説明に大いに納得して、関心を持つ。ロータリーカード(クレジットカード)25枚を確約してくれる有難い。フイリッピンのセブRCとセブ南RCと交流して、23年間に亘って支援活動をしている。総じて仲間意識の強いクラブの印象を受ける。
物凄い豪雨に出会う。ワイパーが全く利かない。六平さんに家まで送って頂く。有難うございました。
木更津東RC 9月27日(水)
雨のち晴れ
高速道を利用し、40分で小高い丘にあるロイヤルヒルズ八宝苑に到着。白熊ガバナー補佐、ミスター手続き要覧と異名をとった北村さんを彷彿させる山田会長、松本幹事、渡部エレクト、内田副幹事と懇談。39年目、45名の会員だ。40年目には50名にする決意を聞く。内容の濃い山田会長の運営方針に感心する。事務局費の割合が多いのが気になる。数週間前にクラブの特徴を丹念に記したものと6つの質問を受けていた。どのクラブからも尋ねられる質問が二つあった。地区委員会セミナーの登録料と月信に掲載された文のことだ。ここでもCLPに強い関心を示す。女性会員の入会を勧める。
明るい雰囲気の素晴らしい例会場。二回目のナイフとフォークの食事、美味しい。開始前に食事をとるから正味1時間半を例会に使える。話の長いことでは定評のある山田会長だが、卓話の時間を十分取って頂いたことに感謝する。会長方針の「ロータリーとは何」をいつも自問していくという。例会を魅力あらしめるために、例会に臨む心構えと、ロータリーの原点とはどの辺りを指すのかを卓話で触れた。派閥のようなものはなく、引き込み思案とか、でしゃばりとかははいない。お互いさっぱりした付き合いが特徴で、これはクラブ強化につながる。40周年の木更津東RCの発展振りが楽しみである。
富津シティRC 9月27日(水)
雨がやみ快晴となっていた。白熊ガバナー補佐の車の後について富津市青堀の喜樂館に着く。白熊AG、温厚で奥深い緒方会長、実直な渡邉幹事、椎津エレクト、遠藤副会長と懇談。15周年を迎えたクラブは19名から23名に増員。数々の社会奉仕を工夫しながら実績を積んでいる。桜の森植樹、愛のコンサートなど、それも創立以来、「和、話、輪」のテーマを掲げ、チームワークが良いことの成果だ。
会長は幹事の尽力が大きいといい、見事なコンビを作っている。新日鉄関係、東京電力の大手企業の会員もいる。上手く溶け合っている。ここでも女性会員の入会を勧める。例会場には二つの花瓶に季節の野の花が無造作に活けられて、明るい雰囲気を醸し出している。新会員に対するオリエンテーションの不徹底と無頓着であった広報、それに引継ぎの不十分に気づき、改善していくという。若い新会員への温かい配慮をお願いする。
会長・幹事をはじめとして全員の熱意でクラブは発展を辿っていくと確信する。
木更津RC 9月28日(木)
晴れ
木更津は人口103,000人、ラッシュ時には羽田方面行きのバスが10分おきに満杯でアクアラインを通過していくという。住宅地の土地の動きは活発であるが、住宅だけでは市の財政と商店を潤すことにはならない。郊外に大型店が跋扈している。日本の農耕民族の文化であった町社会・村社会を破壊してしまったことが各地で起こり、日本古来の道徳と風土が失せてしまった結果起こるような事件・事故が多発している。白熊ガバナー補佐、温かい雰囲気を持つ堀内会長、長谷川幹事、梶エレクト、時田副幹事と懇談、堀内会長は第54代である。会員は45名から50名の目標をたてている。最高齢の稲村会員は明治生まれ94歳、結婚記念日は64回目を迎えている。二代目、三代目の会員は木更津東クラブに在籍している。平均年齢約65歳、若返りを図るという、それには女性会員を入会させることが急務である。実働20数名のためCLPに興味を持つ。過去の100%出席率を誇っていた栄光を今一度手にすべく頑張ろうとしている。
協議会では発言が多く意義ある会合となり時間の延長も気が付かないくらいだ。ロータリーの職業奉仕の心を身に付けても、現況の社会では通用しない。どうしたらよいかの質問に、経営技術を学ぶことを怠ってはいけない。学んだ経営技術を駆使する基盤にロータリーの職業奉仕で培われた心をおくことが肝心であると思う。 今週6クラブを訪問、車中、タンゴを聴きながら帰途に就く。
9月の終わり
ロータリーは素晴らしい人たちの集まりである。
52クラブを訪問したが、慢性化した従来の組織を疑問視しているクラブが多く、悩んでいる。しかし、CLPについては殆どが無知であった。成田クラブを例にしてCLPを説明すると熱心に聞き入り、採用しなければならない様子がありありと見える
地区大会でのCLPについてのパネルディスカッションはタイミングの良い催しだ。また、本音で話合う会長・幹事を交えての懇談、協議会にRtnらしい真摯な態度で発言が相次いだ。皆は楽しいロータリークラブと効果的な奉仕活動への願望が強く、充実したクラブの実現を強く望んでいる。お互いモチベーションを挙げてクラブの活性化に努めたい。一クラブ平均36名の会員数だが、工夫を凝らし、例会を開催し、奉仕活動を行っている姿に感服する。地区においても現行の制度・慣習を根本からの見直しをしていかなければならない。どうしようか。