[Return] 2008年2月 ガバナー日記
2月7日(木)  崎山GE事務所開き
 晴れ
 1月の国際協議会に続き、崎山年度事務所開きに出席、津田沼駅近くの銀座アスターで開催される。荒木習志野市長、県議、PG、AGなど120人余りの出席で盛会であった。
 昨年の2月7日は始めて幹事団になる方々と初の会合を持った日である。もう1年経った。その間なんの予備知識もないままG事務所として、地区幹事団としてやり通してくれた幹事団をはじめ、多くの方に支えられてきたことを思うと感無量である。加齢による身体能力の衰えとダブルの過酷な任務にも耐えられたのも周囲の方々の協力があったからこそである。いくら感謝してもしきれないものがある。
 崎山さんの事務所開きで思うことは引継ぎの大切さである。GEの事務職員が半年間G事務所に勤めており、G事務所のノウハウがきちんと伝達されている。これは今後の事務所の仕事に大いに役立つ。これと同じようなことが、GとGE、GNの間でも行なわれなければならないと思う。クラブにおいても、地区委員会においても引継ぎの話合いを大事にしなければならない。ロータリー発展の源でもある。そうすることによってロータリーの単年度制は生き生きとしてくる。地区委員の3年制、5年制のローテーションはこのような継続制の基に有効性を発揮するものであることを心したいものである。
 崎山年度の成功を祈念し、残りの任期を全うす決意を新たにしながら帰る。
2月12日(火)  第3分区 IM
 雨  終日 氷雨
 14の分区のうち最初に行なわれるIMである。所属クラブの分区なので出席する。全員登録(222人)のうち約120名の方が出席していた。テーマは「何故、あなたは今ロータリアンなのですか?」について10テーブルに分かれて語り合った。ロータリアンで良かった。生涯の友人を得た。自分を客観視できた。行事出席によってロータリーを知り、地域に知り合いが出来た。仲間が出来た。ロータリーが面白くなった。役を受けることによって自分の成長につながった等々の発表がり、ロータリーの良さが汲めども尽きないほど沢山出てきた。素晴らしいバズセッション方式の発表会であった。発表の内容が冊子になるのでもう一度IMを再現できるのが楽しみだ。
その後の懇親会も価値ある懇親会となった。素晴らしいロータリアンの集まりであり、多くを教えてくれた。これがロータリーの会合であると思った。
2月17日(日)  第5分区 IM
 快晴
 早川AG の要請で第5分区IMに出席する。和田町コミュニティセンターホールに6クラブが集い、「わがクラブの地域における奉仕の実情」をテーマとしたIMであった。地域の人は殆どロータリーを知っていないことからこのテーマを選択したという。
増田PGによる「夢と誇りのロータリー」の基調講演はロータリーの目的と実情を織り交ぜた話は、パワーポイントを使用し、簡にして要を得ており理解しやすかった。その後それぞれの社会奉仕活動を競うように発表していた。少ない人数ながら各クラブが地域に貢献し、PRに努めている姿に感心する。
 一方ロータリアンは地域のいろいろな領域でリーダー的な存在であるから、その面でもロータリーで培った心をその領域で大いに発揮することが望まれる。地域におけるロータリーの存在価値はそこにも求められるし、大切なことであると思う。
会場から濃紺の太平洋を一望できる眺望は素晴らしかった。
2月20日(水)  第6分区 IM
 快晴
 第6分区は縦長であり9RCと地区内では一番クラブ数が多い。プラザヘイアン茂原にて秋葉吉秋ガバナー補佐のもとに整然と行なわれた。テーマは「ロータリーの楽しさ」であり、 9クラブから代表がそれぞれロータリーの楽しさを発表した。
 毎年開催しているジュニアー研修会では企画・実施している主催者側のほうが、子供の活動、喜ぶ姿に感動を覚え、達成感、仲間意識の向上などに楽しみを見出している。
 ロータリーに馴染むにつれ楽しくなり、人間形成に役立つことが嬉しい。入会間もないがロータリーの例会出席に辛さがあるが、出席を続けるうちに自分に何が楽しみであるかを考えてみたい。
 ロータリーは人作りの場であると思う。精神的に感化されて自分が変化し、意識が向上する楽しさがある。という一級品の楽しさの発表もあった。
 少々投げやりな発表があり、クラブの体質を変えなければならないと思われるクラブもあった。
入会4年目にしてロータリーの信用を実感した報告。これは他地区のロータリアンとの取引と交流が続いているロータリーアンの素晴らしい体験談であった。40%のメークアップで皆出席しているが、多くの人との出会いから学ぶことは多く、己の成長に幸せを感じている。
 入会1年未満だが毎週の卓話の中から経営に資することが多く、奉仕の精神を学ぶことがある。ロータリーは訓練をさせてくれる。そこに楽しさを感じている。
 総じて一過性の楽しさをロータリーの楽しさとしていない。向上心充足の有無を基準にロータリーの楽しさを考えていることが分かる。ロータリーアンとしての真摯な態度を感じ、惰性でクラブライフを過していないことを知る。
 このIMでの発表を糧に9クラブ全員がロータリーとは実践哲学であることをじっくり考える機会をもち、さらなる健全なクラブへの発展を願う。出席するIMはどれも予想を上回るすばらしい会合である。
2月21日(木)  第11分区 IM    
 晴れ
 第11分区は塩田AGのもとに佐倉ウインストンホテルにて開催。「ロータリーの魅力を再発見しよう」をテーマにしている。ホーム分区である崎山GEも出席した。鈴木PGの基調講演があり、クラブ側からの発表は7クラブの会長エレクトが「ロータリーから学んだもの」について述べ、エレクトとして次年度への考え方の披露になった。 
 特別講演として吉村 和就氏の講演「地球温暖化と水資源」は聴き応えがあった。国連に永年勤務し、「水」のテクニカルアドバイザーとして世界各国に訪問し、政府要人に会い、「水資源」の確保および現況と将来の水に関する提言を数多くしている。日本は水の政策に大きく遅れをとっている。フランスの戦略に対して、わが国の水政策、戦略の乏しさに言及し、水だけでなく日本は技術力があるのに生かされていない現状について具体例をあげて話された。

 
2月21日(木)  IM  第3分区A
続いて第3分区AのIMに出席する。東天紅は満員の盛況で約140名近くのロータリアンが出席していた。辻AGは「ロータリーについて」をテーマとし、杉木PGの基本講演を主としたIMであった。当分区では地区幹事団、月信担当に全クラブから選出して頂き、お世話になっている。いくら感謝しても感謝しきれない。
 杉木PGの基調講演はロータリー全般にわたっての話で素晴らしかった。講演の構成、具体例として話される材料、話すテンポ等どれをとっても感心した。ロータリーの基本概念から始まり、アメリカの歴代大統領のうちロータリアンであった人が意外に多い話、ロータリーとロータリアンの関係、会員増強、理想的なロータリークラブ、クラブ運営と続きCLPにまで及んだ。毎回の例会の会長挨拶はロータリーに関する話が肝心であること、これがクラブを正しい軌道に乗せる大きな手段であることや、12:00から食事をして例会は12:30から始めることによって時間を有効に使うことが出来ることなど文字通り「ロータリーについて」の講演であった。
 懇親会にも出席し遅く帰る。朝から出かけ遅くに帰宅、少々疲れを感じた。
2月22日(金)  RYLA開校式   インターアクト合同会議
 晴れ
船橋市立一宮少年自然の家にて第31回RYLAセミナーが開催された。開校式に出席する。RI世界本部RYLA委員会委員の海沼美智子さんが、当地区のRYLAセミナー夜間歩行ラリーが評判であるから実際に体験したいとのことで3日間全てに出席して頂くことになった。
 受講者は101名にRYLA委員会、実行委員、ローターアクたー、インタアクター、青少年交換学生など総勢約140名である。開校式の参加者はRYLAとは何かまだ判らないでいるので緊張感がない。例年閉校式になると表情が変わってくる。今年も例外でないと思う。無事にセミナーが終了することを願い、インターアクトの合同会議出席のため千葉に戻る。

 第3回インターアクト合同会議に出席。IAC顧問教師と提唱RCと地区IA委員会とが今年度の報告と次年度へかけての話合いである。3年前と較べてお互い自由に発言し、一つの結論を引き出していく様子は全く様変わりだ。このような雰囲気にしていったIA委員会の努力に敬意を表したい。委員会と顧問教師との連携はIAC育成には欠かせない。 
 市原RCが提唱して準備していた市原中央高校インターアクトクラブがRIから認証を得た。やがて認証上伝達式が年度内に行なわれるだろう。昨年の年次大会報告や韓国交流報告のあと指導者講習会、年次大会、国外研修などが討議された。顧問教師とIACとIA委員会が三位一体になって進めることが肝心であると思う。
2月23日(土)  第13分区  IM
 晴れ、午前中春一番、午後猛烈な北風 冷え込む
 流山南駅に下車、車でクリアービューゴルフクラブ&ホテルに到着。眼下に利根川が流れている。河川敷にはゴルフ場があった。吉田AGが「ロータリーのこころ」をテーマにIMを開催した。部屋、椅子、机等々立派な設備である。分区内5クラブの会長エレクトがクラブ内のことやロータリーの歴史、新疆ウイグルとの交流、地球環境に関連する「モッタイナイ」、市場原理主義による弱肉強食の社会情勢への批判とロータリーの存在価値、共存共栄を考えるロータリーなどに言及されていた。
 全ての行為の基には必ず心のあり方が問われる。ロータリーも奉仕活動をする団体ではない。奉仕の心を育むことをなす団体であることを認識したい。クラブライフにて己の人格向上にお互い研鑽することにある。
南流山駅まで送っていただいたが、強風で武蔵野線はストップしていた。ホームは寒く、電車は間もなく運行したが、途中何回も停車したりしながら、9時に帰宅した。 
2月26日(火)  WCSフィリピン視察打ち上げ会
 曇り
 WCSフィリピン視察団15名が集まり、スライドを上映しながら歓談した。過酷なスケージュールであっただけにお互いの絆ともいえるものが醸し出されていた。視察の目的は支援金が有効に使用されているかどうかと、次なる支援事業の検討等々省みることは多い。次年度の視察など話題が豊富で時の経過も忘れてしまった。
 24日の夜はロータリー財団の大蔵さんが地区を代表してアメリカのカンサスシティで開催されるロータリー財団奨学生のオリエンテーションの方法を話し合う世界会議に出発する。その壮行会に出席した。
ロータリーはいろいろな会合があるけど出席する度に親睦の度合い深くなる。またロータリーの知識や他人の考えなどが吸収できる。このような集まりがロータリーの活性化の源であり、人間形成の場である。これがロータリーの恩恵の一つであろう。    
 謙虚に人の話を聞くことによって得られるものは計り知れない。その会合を意義あるものにするかどうかは出席者が聴く耳を持つかどうかである。ロータリアンが話す内容は凄いものがあるし、ロータリーは素晴らしい仲間達に即ならしてくれるから不思議だ。
2月の終わり
 今年は閏年である。1日得したような気になる。2月の天候は日本海側、太平洋側の低気圧が急速に発達し、日本列島に風雪の被害をもたらした。雪を見ずに終わった昨年とは全く違う。今日は風もなく穏やかな月末だった。
 イージス艦と漁船の衝突、あの大きな海原で想像できないことが起きた。親子二人の行方不明者が出たのは真に痛ましい事故だ。海上衝突予防法があり、視認した舷燈の色でお互い回避する方法の決まりがあるのだが、現場の差し迫っている状況を軽視していたのかもしれない。私たちの日常生活や会社経営、クラブ運営において現れる些細な兆候を軽んじて、そこから発生する問題を先送りすることをしないことだ。蟻の一穴から堤が壊れることもある。
 今月は2クラブを訪問し、問題点について話し合った。全て先送りした結果の事柄である。クラブを良くしようするモチベーションを皆で持ち、問題解決に挑んでほしい。好転することを望む。
 IMが集中した月であり、6箇所のIMに出席した。ガバナー補佐以下みな熱心にIMの成果をだすと共に分区内の親睦を図っていた。分区ではこのほかに親睦ゴルフ、情報研究会などで一堂に会することがあるが、全員が参加できる分区内会合をもう一度ぐらい開催しても良いのではないかと思う。
 いよいよ来月は崎山さんの行事が始まる。思えば「光陰矢のごとし」である。昨年の2月に二役を務めたことが現実でないような気がする。なぜだろう。