[Return] 2007年4月 ガバナー日記
4月1日(日)
雨のち曇り
京都大会2日目の記念講演はベストセラー「国家に品格」の著者である数学者の藤原正彦氏。今最も聞きたい講演である。日本古来の道徳を守り日本の文化を大切にしていかなければならないこと。読書離れは由々しきことだ。武士道を尊ぶべきである。子供におもねてはならない。鍛えることだ。徹底的に子供の悪い個性を叩き直すことだ。子供中心主義では日本の改革はできない。
京都大会は学ぶことが多い大会であった。同期のガバナーに激励され一足先に京都を後にする。
4月4日(水)
次年度月信担当者と初会合持つ。宇佐見さん(千葉幕張)、出井さん(千葉南)、高山さん(千葉東)、萩庭さん(千葉北)が加わる。森島地区幹事から年間のスケジュールの発表があり、それぞれが担当することになる。皆さんの情熱に感心すると共に感謝する。
小池地区幹事長と浜田会計担当地区幹事と今年度の決算について話合うが、噛み合わない点が多々ある。地区監査委員に相談することにする。
4月5日(木)
曇り
次期クラブ奉仕委員長加藤さんと成田RCの設楽会長、小川次期会長、石橋次期地区インアターアクト委員、松田次期幹事さんと話し合いを持つ。CLPについて成田クラブに問い合わせが多い。その対処に地区クラブ奉仕委員長との相談である。成田RCの二年間に及ぶCLPの準備と次年度実施に関する詳細な資料がある。見事なものだ。それらをそっくり提供して頂くことになる。またCLPの実施に伴う長期計画もできている。人事についてもCLPから派生して自動的に決まっていく素晴らしい組織である。ここまでに到るには相当なエネルギーがなければできない。その源は、7人のメンバーがロータリーにかける情熱と親睦と謙虚さのある話し合いがあったからだ。
この成田RCからの情報をいかに地区内に蔓延させていくかである。クラブ活性化の画期的な手段であるのでCLPの普及を考えたい。
4月7日(土)
晴れ
八千代ロータリー・クラブの創立40周年式典に参加。
4月9日(月)
曇り
青少年交換プロジェクトにおいてセクシュアル・ハラスメントに対処する対策として、日本の34地区にそれぞれ危機管理委員会を立ち上げ共同歩調をとることになる。当地区ではガバナー・エレクト不在のため立上げに遅れをとっていた。今日13人の関係者が集り、危機管理委員会立上げについての趣旨説明、設置規定の審議を行う。原案通り可決し、5月1日より施行、ガバナー会に連絡する。
穐葉青少年交換委員長のお陰である。
4月12日(木)
曇り
前日の新幹事会で地区協の細部を打合わせ確認しあう。駆け足でやってきたが、ここでようやく先が見えて来た。関係各位に感謝する。9月6日実施する職業奉仕セミナーの開催場所の申し込みをする。岡崎さんに同行して頂き、千葉市文化ホールを確保できた。収容人数490人で6万円ぐらい。これで二つのセミナーの場所の確保ができた。そのまま新ガバナー補佐会議に出席し、地区協議会、公式訪問の確認、ロータリー情報研究会、社会奉仕・新世代育成セミナー、職業奉仕セミナーについて打合わせする。
4月13日(金)
小雨
地区監査委員の高山さんの事務所に訪ね、決算について相談する。後日監査委員会全員で協議することになる。午後横浜の地区大会(2590地区)に出席し、横浜のニューグランドホテルにてRI会長代理夫妻歓迎晩餐会に家内と出席。懐かしいホテルだ、大学のヨット部で資金稼ぎのダンスパーテイを開いたホテルである。今でもそのホールは旧館に残っている。アトラクションにデキシーランド・ジャズは横浜らしいと思った。職業奉仕の講演を依頼していた深川純一先生に出会う。9/6の講演の詳細な打合わせができた。宿泊せずに帰る。
4月14日(土)
晴れ
埼玉西北部2570地区の地区大会出席のため池袋に行く、昨日もそうであったが、同期である現ガバナーとまた同期になるガバナーエレクト夫妻と挨拶を交わす。この日、地区大会が5ヶ所で行われているので家内は水戸の大会に行っている。
関場先生ご夫妻がRI会長代理を務めていた。大会一日目に関場先生の講演があった。先生の体験からにじみ出る話に感銘する。ロータリーのマジックによる出会いと感動、これは先生のお父さんはじめ関係者が真摯に生き抜いてきたからこそ感動的な出会いがあったと思う。これからのロータリー活動を示唆している。河合社会・新世代育成委員長に急遽出席していただき、一緒に関場先生に講演を依頼する。奥様同伴で見えるという8月5(日)に決定する。上総アカデミアホールを使用する。満席にしたいものだ。宿泊せずに帰宅。
4月18日(水)
午前中次年度職業奉仕委員長飯塚さん地区協の打合わせ。深川先生のセミナーの具体的な話をする。関場先生と深川先生の講師によるセミナーを成功させたい。午後新千葉RC会長
4月19日(木)
曇り
君津千成ホテルにて、君津RC堺会長・黒岩幹事・河合地区社会奉仕・新世代育成委員長と会談。関場先生のセミナーの概略について話合う。良いアイデアを得る。後は河合委員長と委員会で進めることになる。身障者の三上さんの書いた本を頂く。帰りに読んだが上総RCで長い間事務局をしていた。そこで自信を得てエッセイストになり、本を発行した。呼んでいるうちに涙が出てくる。自力で何でもしたいから健常者と同じく扱ってくれるように訴えている。ロータリーの事務局をこなすうちに生きることと自分が能力開発をされて生きることに自信を持ち出した。ロータリアンが仕事を与えてくれたことに感謝している。千葉幕張RCが5月末に開催する身障者の芸術展にリンクさせたい。人は評価されることにより能力は開発される。
今日の話はセミナーの打合わせ、三上君の話、みな前向きのことばかりだ。上総RCの皆様に感謝したい。言語に障害があるので卓話は無理でも立派なエッセイ集がある。
セミナーの打合わせもかなりの進捗をみる。
4月21日(土)
時々小雨
松戸市文化会館(森のホール)にて松戸RC50周年記念式典行事に家内と参加、内部が木造で音響が素晴らしい、市民一般の方も無料で公開し、日ごろ金銭的にバックアップしている二つの中学校のブラスバンドの演奏は日本一の賞を得ただけある。生で聴くことができるのは幸せであった。会場は満員、立見席も一いっぱいである。中学、高校、における部活はすべて指導者次第であることが良く分かる。Rtnはその指導する先生をバックアップすることが大切である。何れにしても松戸RCは伝統的に新世代の育成には熱心でその援助額大きい。R財団、米山財団にも多大な寄付をされた。感謝。
周年記念式典に参加するとそのクラブの実情と特徴を良く知ることが出来る。彼我との差も認識できる。クラブ会長は務めて式典に参加すべきだ。同じことは地区大会においてもそうだ。啓蒙しよう。
4月24日(火)
曇り
二つのセミナー、一つの協議会。その地区協議会である。ニューオータニとマンハッタンを使用しての協議会になる。昨晩地区幹事団が準備のため遅くまで作業をした。疲れていたのでホテルに泊まる。朝7時半に集まる。打合わせをする。全体会議の後、部会別研修会に入る。予算案は通過したが、幹事会ではかなり質問があったようだ。良いことだと思う。今回は従来の会計方式でなく、会計を一本化し、ガバナーエレクト事務所経費を予算化したから当然である。質問により新会計方式の理解が深まる。皆地区大会の経費が少ないのではないかと危惧している。
地区協議会を簡単に済まそうという傾向が少しあるが、それは間違いであると思う。おもねってはならない学ぶべき時を逸してはいけない、形骸化してはならないと思う。このような地区協議会を行う意義を真摯に考えるべきだ。幹事団、職員、ホテル、地区内ロータリアンすべてに感謝する。
2月7日の初顔合わせの幹事団で、この2ヶ月半で良くここまでやり遂げたと思う。素晴らしいチームだ。それに地区委員会のメンバーも新鮮だ。今後が楽しみである。
4月25日(水)
曇り
例会に出席、地区協の礼をニコニコで述べる。富津シティRCの15周年例会に出席。秋元PGの記念講演があった。このクラブのアトホームな雰囲気は、創立以来のテーマ「和、話、輪、」を掲げているからだろうか。少ないメンバーだが素晴らしい仲間である。それに社会奉仕活動で高く評価されている。
楽しい記念例会であった。
4月29日(日)
晴れ
地区協議会後、早速地区大会準備の会議を27日に持つ。地区ローターアクトによるリーダーシップフォーラムが午後青少年女性会館にて行う。参加する。昔懐かしいKJ法を使っての訓練をした。ひとりでは出来ないことが、数人よれば人数の倍だけでなく相乗効果のあることが出来ること、既成概念を壊すことが出来ること。そして一つの解決策、あるいは目標を見出すことの作業手順を学んでいた。
終了後、シカゴの規定審議会から帰国する長島PGを迎えに成田空港に行ったのだが、瞬時で行き違い迎えることが出来なかった。いよいよ連休だ。遣り残して溜まっているものを片づけ、健康を回復させる良いチャンスだ。