[Return] 2007年5月 ガバナー日記
5月6日(日)
雨のち曇り
楽しみにしていた休日、あっという間に終わる。連日ゴロゴロするだけで予定の行動は殆ど出来ずに終わる。健康も少し取り戻した。3日にア山ノミニーご夫妻と会食したが、それなりの懇談は意義があった。ロータリー財団奨学生選考会。今までTOEFL230点以上だったが、今年は240点以上に設定したためか応募者が例年になく少ない。筆記、面接試験とネイティブな会話試験と厳格に選定する。1名の文化系と5名の通常奨学生として全員の合格を諮問する。いつものことだが皆優秀である。願わくば、今後もロータリーとずっと関わりあって貰いたい。またそのようにしなければならない。

5月7日(月)
曇り
地区監査委員会と事前協議。現地区幹事長・会計、次期地区幹事長・会計、ノミにー・次々期地区幹事長と幹事団集まり決算について協議する。システムの是正に理解と協力を得る。忌憚のない対話には相互信頼が生まれ、次なる発展が展望される。お互い貴重な協議会であったと思う。コミュニケーションの大切さ、分かちあいの心で話す対話は、素晴らしい成果をもたらしている。Rotary shares であり、そしてEnjoy Rotaryである。
5月11日(金)

昨夜、袖ヶ浦RCと市原RCの有志の面々が会食しロータリー談義に花を咲かす。袖ヶ浦RCにおいてはこのような会合はしていないと言う。この点でも意義ある会合だった。会員増強、質の問題、例会のあり方、運営、職業奉仕など話題は尽きない。
今日はIACの指導者講習会である。地区委員と顧問教師、IACの指導的立場の生徒が集まり次年度の方針、日程を協議する。一昨年から見ると3者の解け合いに雲泥の差がある。地区委員と顧問教師との熱心な会話と地区委員のIACに対する姿勢に顧問教師が信頼して共鳴したからである。委員会の奮闘に感謝する。このようなことがロータリーの公共イメージアップに繋がるのである。
5月12日(土)
曇り
四街道RCの20周年記念式典が佐倉のウインシュトンホテルで行われた。アイデア一杯の式典だ。
子供用の中古衣服の収集、ビンゴによる資金の収集、このようにあらゆる機会を通じてWCSに対する資金を準備している。フイリッピンのセブRC,セブ西RCと23年来交流している。そしてWCSの貢献している。クラブソングを保有している。会員数は少ないが工夫を凝らした活動に感謝する。
5月15日(火)
雨のち晴れ
流山中央RCの20周年式典。前日流山RC熊坂会長から介護施設の慰問コンサートがあるとの連絡を受ける。ハートケアー流山に赴く。熊坂会長のソプラノ、正美さんのテノール、ヴァイオリン、オーボエ、ピアノと息のあった音楽仲間のアンサンブルである。抒情歌、童謡、歌謡曲、クラシックと続き聴き入っている老人たちの目は輝き、涙ぐむ人もいる。5月には5ヵ所の施設を訪問し慰問コンサートを開くことになっている。
一緒に踊らされ、歌わせられたが、春の風・ふれあいコンサートと名づけられた社会奉仕活動は介護老人にとっては素晴らしいコンサートであった。
15日流山中央RCの20周年式典に出席する。小・中・高の子供たちによる空手の組み手がオープニングであり、スピード、気合、形の美しさに圧倒される。米山奨学生とそのOBによるウイグル民族の楽器演奏と踊りを見て、聴いて楽しかった。
5月16日(水)
曇り
初めての試みであるロータリー・チャリティ・ディナーショウの開催日である。チケットの販売に懸念するところがあったが、4日前に販売をストップする状況に胸をなでおろす。満席(213人)の中でジャズ演奏、食事の美味さに来会者にご満足いただけたようだ。チャリティ額は¥269,855である。新世代育成資金の一助になる。来会者の皆さん.家族委員会の宍戸さん.ホテルザ・マンハッタンに感謝する。
5月19日(土)

船橋グランドホテルにて開催のローターアクト年次大会に出席、15のRACの活動状況を映像で見る。若者らしい機器の使用とアイデアに感心する。審査員になり出来映えの順位を査定するが難しいものだ。順位をつけること疑問を持つ。しかし、この順位が支えになり、目標になるならばそれも良いと思う。盲導犬育成ための募金活動を入れたRACが一位となる。若者の元気な交流振りと奉仕活動に刺激を受ける。
懇親会ではこれまた各RACの出し物の競演、楽しさ一杯だった。今年は一クラブが誕生したが,見事に雰囲気に馴染んでいる。D人の卒業アクトがいるが、この人達は企業に勤務しているのでロータリーに入会するには無理がある。残念だが見送るしかない。
5月21日(月)
晴れ
ガバナー事務所常設委員会開催。まず常設事務所ありきの委員長の姿勢が問題だ。それに2790地区は広域だ。単純に経済的効果だけで判断できない。エレクト、ノミニーの意向をまったく無視した会議の進行に無理がある。単純なアンケートで結論を出すことには反対だ。
5月25日(金)・26日(土)
雨翌日晴れ
午前中千葉県地域ぐるみ福祉進行会の理事会があり、決算・予算の審議原案通り可決。
夕刻、小池幹事長と同行して鴨川館に赴く、ガバナー補佐会議と打ち上げ、やはり泊まって話合うことをやるべきだ。ロータリー談義に終わりはない。今年度ガバナー補佐の皆さんには本当にお世話になった。初対面の時とは雲泥の差だ。一年の間に培われた絆からはお互い学ぶことが多かった。本音で話し合いが出来るようになると、随所にその人の長所が表れてくる。ロータリーは見ず知らずの人をこのようにしてしまう魔力がある。ロータリーのマジックだ。それにどっぷり浸るのも楽しい。Enjoy Rotary.
25日午前中に鈴木勲二ガバナーの呼びかけで近隣ガバナーが集まり、帝国ホテルにて歓談。実入り多い情報を得る。人間社会の集団で起こりえることはどの集団でも同じことが発生するものだ。第一線を退いた人の無分別な言動が、最良であるべき組織を破壊していることだ。この点「ロータリーにおいては、他の会員より偉い人はただの一人として存在しない。ただ重要な責務に携わる会員はいるが、他より重要な会員はいない。」ことを肝に銘ずるべきである。ロータリーは、常日頃自己抑制の訓練をしている筈なのにと思う。
5月26日(土)
曇り
市原中央RCの20周年記念例会に出席。もう20年になるのかと思う。市原RCの中堅である8人がチャーターメンバーとして移籍した。そのため市原RCは暫く後遺症が残った。組織の空洞化だ。
アトラクションの一絃琴の演奏は、静寂の中の音色に聴くものを幽玄の世界へと導いてくれた。初めて聴いたが、機械音による雑音が氾濫する巷からは得ることの出来ない静かさの世界を体験させてくれた。
ここで、やっと日記が追いついた。1月から5月末まで追われ続け、メモを頼りにして日記を書き綴ってきた。だから日記ではないかもしれないが、記録としては大事なものである。前年のガバナー公式訪問記を見ると、他のことは忘れていることが多くても、訪問時の1コマ1コマが鮮明に浮かび上がってくる。不思議なことだ。だからメモだけでなく日記を綴ることは大切ことだ。
5月29日(火)
曇り
千葉幕張RC主催の第8回アートフレンズ展に出席。いつものことながら、なんらかの障害を持ちながらアートする人達の作品を展示している。見事な作品が多く、感動と驚きを与えてくれる。障害をもつ人たちは自分の作品をこのように展示する機会が少ないのを、千葉幕張RCは年々作品展を続けて障害を持つ人を元気付け、能力の開発に大きく寄与している。その奉仕活動に敬意を表し、深く感謝する。作品数も年々増えている。8回目になる。
人は誰でも他人から評価を受けることは嬉しい、そして自信につながる。評価し、認めることは人を育てる最良の方策である。その人に次なるステップを提供することになる。長所を認め、それを伸ばすこととはこのようなことであろう。爽やかな気分になる。