ハイライト米山

(財)ロータリー米山記念奨学会ニュース
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★ ハ イ ラ イ ト よ ね や ま 115号 ★   2009年9月11日発行   印刷用 ハイライトよねやま115号
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1.寄付金速報 ― 10月の米山月間に向けて ―
8月までの寄付金は、前年同期と比べて7.2%減、約2,260万円の減少となりました。
普通寄付金が0.2%減、特別寄付金が19.8%減で、特別寄付金の減少幅が更に広がり、最近10年間では最も厳しい状況です。
10月は米山月間です。
事務局では様々な資料をご用意しています。
卓話やセミナーなどで使用する寄付金データのご希望がありましたら、ご用命ください。なお、この度送付する月間用資料にも寄付に関する項目がありますので、ご活用くださいますようよろしくお願い申し上げます。

2.理事会・評議員会開催報告 ― 新理事・評議員を迎えて
2009年度第1回の評議員会および2009年度第1回・第2回の理事会が、それぞれ8月30日(日)、グランドプリンスホテル新高輪(東京都港区)にて開催されました。
午前の評議員会には、全国から52名の評議員が出席し、常務理事会役員および監事、名誉理事長など12名が列席しました。
互選によって、議長には多田宏評議員(第2580地区ガバナー)が選出されました。
午後の理事会は、新旧の理事・監事合わせて38名が出席、末永直行・島津久厚両名誉理事長が列席して、2008年度までの理事・監事による第1回理事会と、2009年度からの理事・監事による第2回理事会が開催されました。

【評議員会の主な決議】
・寄付行為の一部変更案の承認:奨学生対象国をアジアだけでなく世界各国に広げるため、1990年に『寄付行為:目的』の変更を行ったが、この点をより明確にするため、条文を改定する。 ・2008年度事業報告・決算報告の承認:それぞれ原案通り承認
【第1回理事会における主な決議】
・寄付行為の一部変更案の承認:同上
・2009年度選考委員会委員の選任:原案通り6名を選任
・2008年度事業報告・決算報告の承認:それぞれ原案通り承認
【第2回理事会における決議】
・2009年度役員の選任:役員候補者指名委員会を代表して、重田政信委員長から答申された以下の役員候補者を承認
理事長: 板橋敏雄氏(2550)
副理事長: 金子千侍氏(2570)・仁田一也氏(2710)
常務理事: 平山金吾氏(2790 *新任)・高木貞一郎氏(2840)・三井章義氏(2600 *新任)・ 近藤雅臣氏(2660)
・任期満了の理事に対する感謝:退任理事への感謝状贈呈
当日は、理事・評議員の合同昼食会後、重田政信元国際ロータリー(RI)理事から20分間の講演を頂きました。
重田元RI理事は、米山記念奨学事業の歴史と位置づけを紐解き、青少年交換学生や米山記念奨学生との交流経験から、「若者に蒔いた種は必ず生える」、「人を感動させるには、まずご自分が感動しなければならない。
ぜひ奨学生との交流を通じて、感動の経験を積んでください」との言葉で講演を結びました。理事会終了後は、2008-09年度寄付金実績上位の地区やクラブに対して、板橋敏雄理事長より感謝状が贈呈されました。

3.よねやま”で深まる日韓の心 ― 第10回韓日親善会議 ―
第10回韓日・日韓親善会議が9月4日〜5日にソウルで開催され、当会から板橋敏雄理事長と私、坂下が参加して参りました。
米山記念奨学会関連のご報告を致します。
第二日目の5日に約40分間、米山記念奨学事業について3人がスピーチをしました。まず、板橋理事長が事業の現況、そして韓国出身学友の活躍を紹介しました。
特に、その前日、元駐日韓国大使の崔チェ相サン龍ヨン氏と面談した際のエピソードや、金キム玄ヒョン勲フン氏が運営する福祉施設を見学した際に受けた感銘を熱く語り、改めてカウンセラー制度の意義と重要性を訴えて会場の感動を呼びました。
2人目は、韓国の祥明大学教授であり、ニューソウルRC会員として活躍する米山学友、柳リュウ京キョン子ジャさん(1981-83/北茨城RC)が登壇。途中、お世話になった第2820地区の北茨城RC、土浦RC、筑波RCへの感謝を表すため、わざわざ演壇を降りて深々と頭を下げた姿が印象的でした。
帰国前、「ロータリアンになって地域社会と世界平和に貢献したい」と決意した通り、今、ロータリアンとして奉仕を実践。韓国米山学友会の副会長も務める柳さんは、日韓両国のさらなる関係改善、そして世界平和のために「私たちロータリアンが手を携えて進みましょう」と呼びかけました。
3人目は、第7回親善会議でもパネリストとして参加した黄ファンセミさん(2001-02/東京南RC)です。奨学生当時のエピソードに触れ、「ロータリー米山記念奨学金が心と心のつながりについて教えてくれ、私の視野を広げてくれた」と、感謝の言葉を述べました。そして、反日感情の強い父親が自分に「おまえの時代はわれわれとは違う。日本へ行って自分の目で学びなさい」と言って送り出してくれたように、いつか自分の娘へ「固定観念に縛られず日本を見なさい。
そしてそこに行って直接学んで、生き方や考え方を感じなさい」と話してあげたいと語り、会場から大きな拍手を受けました。
米山記念奨学事業を通して、日本と韓国の「心と心の交流」が深まっていることを両国のロータリアンが実感した一日でした。(事務局長・坂下博康)

まもなく、米山の資料が全クラブへ届きます

今年も下記の米山月間用資料を全ロータリークラブへお届けします(9月18日発送完了)。 クラブ会長もしくはクラブ米山奨学委員長は必ずお目通しください。理事、ガバナー、評議員、専門委員、地区米山奨学委員長・委員の皆さまにもお送りします。

1 豆辞典 ---------------------------- 全会員数分+1部
(プレゼンテーション用パワーポイントは、地区米山奨学委員長・ガバナー事務所へメールでお送りしますが、ご要望があればお気軽にお問い合せください)
2 クラブ米山奨学委員長の手引き ------ 1部(クラブ米山奨学委員長用)
3 「寄付金マニュアル抜粋版」 -------- 1部(クラブ事務局用)
2008年度事業報告書 -------------- 1部
5 2008年度事業報告書 統計・資料編 - 1部
6 2008年度 決算報告 --------------- 2部(クラブ会長・クラブ米山奨学委員長用)

 

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編集担当:野津のづ・峯みね


 

 

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