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★ ハ イ ラ イ ト よ ね や ま 94号 ★ 2007年12月12日発行

今月のトピックスは・・・

  • 寄付金速報 ― 8カ月ぶりに増加へ ――
  • 台湾学友会総会出席報告
  • 学友が来日 ― カウンセラーと感動の再会
  • 中国大使館で教育の懸け橋に 【米山学友 魏 ユウ原さん】
  • 事務局からのお知らせ

などのニュースがあります。

▼写真・グラフ入りカラー版はこちらをご覧ください。 (印刷用PDF版もあります)
http://www.rotary-yoneyama.or.jp/r_member/highlight/highlight94.html

(財)ロータリー米山記念奨学会ニュース
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ハ イ ラ イ ト よ ね や ま 94号 ★ 2007年12月12日発行
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::今月のトピックス:: 

  1. 寄付金速報 ― 8カ月ぶりに増加へ ――
  2. 台湾学友会総会出席報告
  3. 学友が来日 ― カウンセラーと感動の再会
  4. 中国大使館で教育の懸け橋に 【米山学友 魏 ユウ原さん】
  5. 事務局からのお知らせ

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1.寄付金速報 ― 8カ月ぶりに増加へ ――
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 11月までの寄付金は、前年同期に比べて0.02%増、約12万円の増加となりました。
普通寄付金は2.05%減ですが、特別寄付金が1.03%増となり、全体では僅かながらも増加へと転じました。2007年4月以降、前年同期を下回っていましたので、久々に嬉しい結果となりました。
 要因の一つとして、法人から大口寄付が多くあり、100万円ずつ計400万円のご寄付をいただいたことなどが挙げられます。
12月は特別寄付金が一番多く納入される月です。皆様の更なるご協力をよろしくお願いいたします。
 ロータリー米山記念奨学会は、「特定公益増進法人」の認可を 受けています。今年1年間(1〜12月)に、5,000円以上の特別寄付をされた方は、税法上の優遇措置(寄付金控除)が受けられます。
申告用領収書は来年1月末までにクラブ経由でお送りします。なお、来年の確定申告は、12月28日(金)までに入金されたご寄付が対象です。

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2.台湾学友会総会出席報告
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 社団法人中華民国扶輪米山会(台湾学友会)の2007年度総会が12月8日(土)、台北で開催され、日本からは板橋理事長と私が参加しました。
また、今回は、米山学友を中心に設立された台中文心RCの例会に参加したほか、故宮博物院の院長を務める米山学友、林曼麗氏を訪ねて会談を行いました。(事務局長 坂下博康)
●台湾学友会による日本人留学生への奨学金制度(日本学生米山奨学金)について
 米山奨学金を受けた台湾の学友たちがその恩に報いるため、台湾に留学する日本人学生を支援しようという画期的な構想が、 米山学友の許 國文氏(第3490地区PDG)を中心に進められており、来年にもスタートしたいとの意向です。
ただ、対象者の条件や、募集・選考方法など、詳細を詰める必要があります。
●台中文心ロータリークラブ
 現在の会員数は29名、うち米山学友が8名を占めます。台北東海RCに次いで、米山学友が中心となっている2つ目のクラブとして、ロータリーの理想を実現すべく様々な活動を展開しています。
●台湾学友会2007年度総会
 理事会、監事会の報告に加え、学友会の活動が写真を中心に報告された後、新入会員が紹介され、バッジ・記念品が手渡されました。
和やかな中にも、定められた議事が粛々と進められ、盛会のうちに閉会となりました。
●故宮博物院院長・林曼麗氏との会談
 板橋理事長や台湾学友会の有志とともに、国立故宮博物院の院長として活躍中の林曼麗氏(1981-83:東京大学大学院、1996:東京芸術大学/東京保谷RC)を訪問しました。
林氏は女性として初めて、閣僚級とされる同博物院の院長に就任し、日本のマスコミでも何度も取り上げられている著名人 です。前任者は現在の文部大臣であり、彼女も日本でいえば文化庁長官のような立場の国家公務員で、多忙を極めているようです。
「故宮博物院も米山記念奨学会も、素晴らしいことは広く世間に知らせねばならない」と、同博物院の改革を目指すとともに、米山奨学事業に対する感謝の意を述べられました。

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3.学友が来日 ― カウンセラーと感動の再会
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 外務省が主催する「平成19年度日本留学者の集い」が11月11日〜17日にかけて実施され、南西アジア・中東・中央アジア・モンゴルから元日本留学生25名が招待されました。その中に、米山学友のスルタナ・ラキバさん(バングラデシュ/1995-97/新潟大学大学院/新潟中央RC)の姿がありました。
 12日夜の歓迎レセプションでは当時の指導教授・野田忠氏が上京し、抱き合って再会を喜び合いました。「米山カウンセラーの大井さんにずっと連絡できなかった」と残念がるラキバさんのために連絡をとったところ、彼女の来日を知った大井氏は、はるばる新潟から駆けつけて10年ぶりの再会を果たしました。
 ラキバさんは現在、ダッカのパイオニア歯科大学で小児歯科准教授として学生の指導にあたる一方、小児歯科医師としても活躍しています。
<米山カウンセラー・大井悌司氏(新潟中央RC)の話> 
まる24時間かけて日本まで来てくれたのに、自分は2時間で逢えると考えると、診療をキャンセルしてでも逢いに行くべきだと判断し、患者さんの予約をお断りして新幹線に飛び乗りました。
彼女は7歳の娘を「たのしい」、5歳の息子を「うれしい」と愛称で呼ぶほど日本を懐かしみ、愛しています。
私に会えるかも知れないと、バングラデシュからお土産を用意してくれていた彼女の真心にも感動しました。同業者として、仕事の様子や医療制度の違いを語るうちに、時間は無情にも過ぎていき、いつの日か再会を約束して帰途につきました。

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4.中国大使館で教育の懸け橋に 【米山学友 魏 ユウ原さん】  
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 在日中国大使館教育処(東京都江東区)−。
中国政府教育部の在日出先機関であるこの機関で、まさに中国と日本の教育交流の懸け橋として活躍する米山学友がいます。
 魏 ユウ原さん(中国/1997-98/岡山大学大学院/岡山西南RC)は、博士課程3年生の時に米山奨学生となり、学位を取得。卒業後は上海の名門・同済大学で日本語と日本文学の教育に携わってきました。2005年に同大学の推薦を得て、外交官試験に挑戦して見事に合格し、2007年6月、二等書記官として在日中国大使館教育処に赴任しました。
以来、中国と日本、両国の青少年交流や学校間交流、それぞれの国への留学希望者に対する情報提供や日本における中国語教育の支援事業など、念願の両国の交流の第一線で活躍しています。
「長年の日本での生活体験を生かし、日本人のものの考え方や文化背景を理解した上でうまくコミュニケーションできることは何よりも嬉しい。
お互いに誠意を持ち、相手を尊重して理解し合い、人と人との信頼関係ができれば、国と国との関係もぎくしゃくするはずはないと信じています」と語る魏さんに、世話クラブでカウンセラーを務めた河合進氏も、「まじめで世話のしがいがある奨学生で、家族ぐるみの交流を続けていました。
魏さんには、新生中国のためにがんばってほしい。岡山西南クラブを挙げて応援しています」と大きなエールを送っています。

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5.事務局からのお知らせ  
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 米山奨学会事務局は、年末年始は12月28日(金)〜1月6日(日)
の間休業させていただきます。来年は1月7日(月)より通常業務となります。よろしくお願いいたします。
一年間ありがとうございました!良いお年を…

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財団法人ロータリー米山記念奨学会   
事務局長 坂下博康 
編集担当 野津・峯・大庭 
Tel:03-3434-8681  Fax:03-3578-8281 
問い合わせメール: highlight@rotary-yoneyama.or.jp 
米山記念奨学会ホームページ: http://www.rotary-yoneyama.or.jp/ 
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