映像で綴るロータリーの歴史とポール・ハリス

 

ロータリー 創立者 Paul Harris ポール・ハリスは1868年4月19日(日)シカゴから100q程北にある、
ミシガン湖のほとりのラシーンという小さな町に生まれました。

1896年ポール・ハリスは、シカゴに弁護士事務所を開設。
そのころのシカゴは、交通の要衝として急速に発展し、倫理観の欠如、無秩序な競争、ライバル意識、
孤独感、疎外感、過酷な自由競争に敗北するかも知れないという恐怖感が溢れていました。

「悪徳と腐敗の街」というシカゴに張られたレッテルは、世界中に広がっていました。

彼が来日した折「なぜロータリーを作ったのですか?」の質問に「寂しかったから」の答えから殺伐とした大都会の中で、彼は「孤独」を感じたのかもしれません。
胸襟を開いて語り合える心の通い合った友人と巡り合いたいというのがロータリー・クラブの始まりだったのでしょう。

1905年2月23日木曜日ガスターバス・ローアの事務所N.ユニティビル711号室で、最初の会合が開かれました。
RI理事会は、この日を『ディアボーン街の奇跡』と呼び、ロータリー創立の日と定めました。
(日本は日露戦争の最中)

シカゴの社会環境に飲み込まれず、小雪混じりの冷たい西風が吹く夜、襟(えり)を立てながら集まった四人は、みんなどこか一抹(いちまつ)の寂しさを背負った人たちの集まりだったこと、これが「ロータリーの原点 であった」という事実を私たちは、感じなくてはなりません。
極普通の街の弁護士を中心に、決して高い学歴の持ち主とはいえない、また、経済的にも恵まれていない極平凡な商店主や中小企業の経営者が集って、ロータリー・クラブが発足したことは心に入れなくてはなりません。

こうした「庶民の友情」による団結が、今日の発展の基礎となったのではないでしょうか。

             映像で綴るロータリーの歴史、ポール・ハリスと貧困問題の緩和

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