第8分区ガバナー補佐 橋秀治メッセージ

 第8分区ガバナー補佐 橋秀治

takahashi
明けましておめでとうございます。
 
健やかな新年を迎え、希望に満ち溢れている事と存じます。中村博亘ガバナーの地区テーマ「恕」おもいやり、Change & Create(変革し創造しよう)という活動目標のもとに早や半年が経過致しました。
 
 昨年、10月に開催されました地区大会も盛会のもとに終了し、AG会議も回を重ねる度に、会話も弾み、和やかな雰囲気になっております。年の暮れのAG会議で「決議23−34」がロータリー章典より削除された事が話題になりましたので、ここで少し取り上げます。この「決議23−34」は、1923年のセントルイス大会で採択された歴史に残る名宣言で、「セントルイス宣言」と言う別称まであります。その内容は「ロータリーは、自己のために利益を得ようとする欲望と、他人に奉仕しようとする義務感と、それに伴う衝動との間に常に起る争いを和解させようとする人生哲学である」と言っております。
  この決議は、その第1番に「ロータリーにおいて社会奉仕とは、ロータリアンすべてが、その個人生活、職業生活及び社会生活に奉仕の理想を適用することを鼓吹かつ育成するにある」と謳い上げ、ロータリーの奉仕とは、会員一人一人、各個人の問題であり、会員一人一人を奉仕献身の、より良い人間に育成するのがクラブの責務であり、ロータリーが提唱する様々なプロジェクトは、皆その為の手段です。ロータリーの精神は、欲望の自己制御であり、目的は職業人としての人づくりです。私は、人間の本能として必然的に備わっている欲望を決して否定しません。
  欲望があるから人は働き、それによって文明も進歩して来ました。問題は、その欲望に手綱をつけて、欲望の自己制御をすることです。それがロータリーの精神的原点である「決議23−34」の人生哲学であると考えます。
  今年も「人」という字のように人と人との間柄において、おたがいに支え合いながら良い年になるように行動してまいります。ご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。 

 

 

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