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ガバナーメッセージ

ガバナー 櫻木 英一郎  2016年6月


国際ロータリー第2790地区
ガバナー 櫻木 英一郎

よい継続

あと僅か・・・
 2015-16年度も残すところ1ヶ月です。事実上は次年度がもう始まっています。よく「櫻木年度もあと僅かですね」と言われます。しかし、そうでしょうか?
櫻木年度?
 宇佐見年度、櫻木年度などとガバナー名で年度を言う事があります。その年度のガバナーの顔や人となり迄もがイメージとして思い起こされ、より実感が湧いて具体的な事柄が思い出されるのかもしれません。しかし、私は2014-15とか2015-16などの数字で表す方がいいと思います。
個人的な見解は
 ガバナーはロータリへの個人的な見解や考え方をあまり強く出してはいけない存在だと思っています。地区はRIからガバナーに一年間だけ預けられたものであり、自分個人のロータリー解釈を前面に出して運営をする事は慎むべきだとも思っています。余談ですが、それ故に年度の最後になってこの6月号の原点シリーズで少し私のロータリー解釈を書きました。
変わらぬ理念で
 ロータリーは誰がガバナーであっても変わらぬ理念の元での活動を続ける組織です。今年は右に、来年は左にと解釈や方向性が違っては迷惑するのはクラブです。これではクラブの活性化を支援するというガバナーの職務に反します。
理念の難しさ
 ガバナーが守り、遂行すべき事はRIの方針です。ロータリーの理念に添った範囲内の事を地区内に奨励普及する事です。しかし、ロータリーの理念が人によって解釈が違う。クラブ、地区、RIの関係などの解釈も各々違う場合があります。そして自分の解釈だけが正しいと思い込む事もあります。
正しい解釈とは?
 色々ある解釈でどれが正しいかを究めなければなりません。その拠り所は…歴史と組織規定と章典でしょう。それを自分独自の色の目で読むのではなく、素直に読んで行間を探る事が大事だと思います。時にはコペルニクス的転回の目で原典を読んでみる事が必要だと思います。今まで考えなかった解釈に気づくかもしれません。
よい継続
 櫻木年度の次は青木年度、その次は寺嶋年度と言ってもロータリーの根本は変わらずに今後も続いて行く事でしょう。そのあともずっとそうあってもらいたいものです。
ガバナー候補
 私の最終の地区目標は「ガバナーが出易くする事」です。多くの人がロータリーに興味を持ってガバナー候補になって頂きたいと思います。地区組織の側でもこの方向に向けてガバナーの受入れ態勢の検討を継続して頂きたいと思います。
御礼
 一年間、この巻頭ページと「原点を知り、考える」シリーズに、思うままに勝手な事を書かせて頂きました。これはガバナーの役得でしょう。読んで下さった方々に御礼を申し上げます。


2016年05月
 2016年05月


国際ロータリー第2790地区
ガバナー 櫻木 英一郎(千葉RC)

慣例と変革

慣例の意義
 以前に、あるクラブのある人から「慣例について書いてほしい」という要望を頂きました。その意は慣例を是とするか非とするかという事だと思います。
 慣例は過去の経験値を形にしたものであり、過去の運営のエッセンスであります。よって、物事をどうやろうか?と毎年悩むことなく実施に入れる便利なシステムだと思います。組織も長く続くと各年代によって違う考えがあります。そこで慣例に従えば異論なく纏まるという非常に有難い仕組みでもあります。

一つ目の落とし穴
 一方でそこに落とし穴もあります。一つは、これだけが正しいと考え、新たなやり方の提案を受入れなくなるという事です。慣例となった過去の事例も、それを初めてやる時にいくつかの選択肢の中から一つを選んで決めたはずです。どの選択肢をとっても間違いではないが、その時の種々の事情によって一つを選択したものです。しかしそれが数年続くと唯一絶対の存在と化してしまいます。

二つ目は
 物事の本来の意義を考えなくなることです。物事の始めの時は目的と意義を充分に考えた上で一つの方法を選択したはずです。それが継続すれば慣例となり、長い間には慣例通りの事を実施するという行為だけが神聖化され、考え直してみるという努力と工夫をしなくなります。

厄介なのは…
 もっと厄介なのは人の問題です。慣例に従って物事を行ってきた人はそれが最上だと思って決めた事であり、それは当然であり、且つ結構な事です。しかし、慣例と異なるやり方が提示されると、その内容を比較検討するよりも、慣例=自分を批判否定されたと思って新提案を拒否する、こういう人がクラブにいるのではないでしょうか。従来の意識も年代によって程度がありますが、新しい提案に対しては大同団結して対決するという構図はないでしょうか。

敢然と寛容
 物事を企画する人は定期的にその意味合いを考えてみる事をお奨めします。今の時点で何が必要か?という観点で検討した結果が慣例と違っても敢然とその検討結果に従い、周囲は寛容でそれを受入れる事が必要ではないでしょうか。ロータリーでは数多い考え方がロータリーの基本に適合していれば全てが正解であり、その全てを是として受け入れる事が「寛容」でしょう。

不易流行と組織
 大事な事は判断基準をどこに置くかです。「不易と流行」という言葉が安易に使われますが、不易と流行の線引きをどこに置くのか?実は非常に難しい言葉であり永遠の課題を惹起する言葉でもあります。誰でも自分の考えに自信があり、自分の考えが正しいと思います。しかし、そういう人が大勢いるのが組織です。自分の考えだけが唯一絶対ではないことは確かです。年代が違えば判断基準も違って来るものです。

今の若い者は…
 エジプト遺跡の壁に「今の若い者はしょうがない」という、古代の落書きがあったとか。笑い話なのか真実なのか判りませんが。


2016年04月
 2016年04月


国際ロータリー第2790地区
ガバナー 櫻木 英一郎(千葉RC)

地区大会を終えて
 去る2月6日、7日の地区大会では多くの方々に大変お世話になりました。
 皆様がこの月信を読む時にはもう4月。何で今さら地区大会の記事だ? と不審に思われるかも知れません。しかし書いている私は地区大会の翌日、2月8日に書いています。月信は2ヶ月先の記事を書くのです。

ホストクラブとコ・ホストクラブ
 地区大会はホストクラブの全員の力による総力戦です。また、分区内のコ・ホストクラブにも大変お世話になります。今回は2年連続で第3分区Aからガバナーを輩出したので分区内のクラブも2年連続のコ・ホストで大変だっただろうと思い、感謝いたします。

地区幹事
 コ・ホストからも地区幹事を出して頂いています。これは市原RCの白鳥政孝PGの2年目からと聞いています。ガバナー輩出クラブの負担を軽減するための方策だったとも。ガバナーを2期連続で務められることの大変さを、ガバナーになってみて改めて感じます。ガバナー業務の修了作業と次年度への準備作業が同時並行です。単年度でも大変な作業がダブルなので如何に大変だったか……。

役割の分散
 勿論、輩出クラブも大変なんです。白鳥2期目年度には地区幹事長は分区内の他クラブから出ました。千葉北RCの石井七郎さんです。2期連続のガバナーという当地区では前例のない事態に直面した時に新しい考えが生まれます。これが地区運営の改良に繋がりました。逆境を逆手に取った訳です。

ホストする事
 本年度も地区大会という大事業に向けて千葉RCのメンバーが一丸になって各々の力を発揮してくれました。さすがロータリアン、皆さんの底力はすごい? また、全員が一つの目的に向かって進むことで会員意識が高まったのではないかと思います。確実にクラブの雰囲気は変わります。この大事業は負担なのか? それともチャンスなのか?


2016年03月
 2016年03月


国際ロータリー第2790地区
ガバナー 櫻木 英一郎(千葉RC)

Eクラブを知ってますか?
 Eクラブはインターネットで例会を開くロータリークラブです……と説明すると、「インターネットで例会になるのか?そんなのはロータリーではない。そんなクラブは認めない」という反論・反発・反対意見が出ます。そういう方に「Eクラブを調べてみましたか?」と伺うと答えは返ってきません。

例会場がWEBに、例会開催期間は7日間
 Eクラブでは例会をNETで行います。例会出席は7日間のうち。夜間、早朝、出張中、何時でも何処からでも参加が可能です。従来型クラブと一番大きく違うのはこれです。WEBでEクラブのHPにアクセスする事で例会に参加できるのです。

聞くのではなく読む
 と説明してもまだ判ってもらえる人は少ないでしょう。従来型のクラブは会長挨拶、幹事報告、委員会報告、卓話などを言葉で聞きますが、Eクラブではこれがパソコン画面上に文字と一部動画で掲示されます。例会参加者はこれを一生懸命に読む事で情報や知識を得、ロータリーの意識を高めます。言葉と文字との違いだけです。

最後にレポートを
 一生懸命に読む事が必要な理由は、最後に感想文やSAA作成の課題への回答を書かなければ例会に参加した事にならないからです。皆さんもクラブの例会で最後にレポートを書くつもりで卓話を聞けば随分一生懸命に話を聞くでしょうね。

実際に会う
 Eクラブでは委員会や奉仕活動、親睦会などはWEB以外にも実際に会員が集って行います。会員同士が会うことが無いという訳ではありません。普通のクラブと変わりません。

どういう人に適しているか?
 仕事が不規則で決まった時間に例会に出られない人、車で例会場に行けない人、転勤した元ロータリアン、身体が不自由で例会場に行くことが困難な人などなど。こういう人もロータリーに参加してもらう事が出来ます。メークアップも出来ます。皆さんも一度WEBでEクラブを訪問してメークアップをしてみませんか?体験してみませんか?ビジターフィーは千円程度です。

我が地区でも
 今、日本国内にEクラブは11クラブあります。我が地区でも準備中です。本年度中に出来る……かな?


2016年02月
 2016年02月


国際ロータリー第2790地区
ガバナー 櫻木 英一郎(千葉RC)

地区大会って何だ?
 この月信は多くのクラブには地区大会の直前に届くと思います。さて地区大会って何でしょうか?何の為にやるんでしょうか?

目的は?
 ロータリー章典には“地区会議の主な目的は、地区内のロータリアンを招集し、ロータリアンのより一層の関与、そしてロータリーの理解を促進する”とされています。

開催時期や場所はどのように決める?
 場所は前年の地区大会で決めます。多くはガバナーのクラブがホストし、その地域で行われます。日本の他の地区では地区内クラブが輪番でホストする例もあります。時期は多少の縛りはありますが原則として自由です。全国34地区の開催時期は、年度初めの9月から年度末期の5月まであります。

第一日目と第二日目
 第一日目は主にクラブの会長、幹事、地区役員、地区委員の皆さんに、他地区のガバナーや夫人達も出席しますが、これはガバナー同士の付き合いや、他地区ではどういうやり方をするかを見る為。私も5地区の地区大会に出てみました。私の家内は私以上に出ています。第二日目は地区内の全会員の集会です。

それぞれにやる事が違う
 プログラムは基本的にはガバナーやホストクラブが決める事ですが、両日それぞれに意味合いがあります。多くは第一日目は指導者育成セミナーや地区の重要な決定事項の採択をします。前年度の決算はクラブ会長が、その他の決議事項はクラブの信任状を託された選挙人(会長が多い)が採択します。クラブ幹事も選挙人になれますし、重要な決めごとに於けるクラブの共同代表として会長と同席して頂きます。第二日目に決定事項を地区内全会員に発表します。

全員参加を
 年に一度の地区内会員が集う機会なので会員資質の向上、交流、有益な話を聞く機会などを意識してプログラムを作ります。


2016年01月
 2016年01月


国際ロータリー第2790地区
ガバナー 櫻木 英一郎(千葉RC)

「ガバナー」って何だ?-その2
 新年ではありますが、ガバナーはありきたりの新年の挨拶などしている場合ではありません。1月は折り返し点です。
 さて、昨年12月号で「クラブは意思を持つ」と書きました。しかし各クラブは全く自由な独立団体ではありません。RIの加盟会員であるクラブは定款を遵守しRI方針を尊重しなければなりません。しかし、全世界共通のRI方針を地球の隅々で全部を実行する事には多少の無理があります。よって、クラブの意思によって選択する事が出来ます。だからクラブは半独立組織です。

独自性、自主性、自治権は?
 クラブは加盟する親団体のRIの方針から自クラブがやる事を選択する事が出来るので、その範囲内での独自性、自主性そして自治権です。これを誤解して過大解釈をするクラブもあります。RI方針を全く無視する、或はRI規定や方針に反するクラブです。こういうクラブを出来るだけRI方針に添うように指導するのがガバナーの重要な役割の一つです。ガバナーはこういう事をRI理事会から託された役職だと思います。

「ガバナー」は地区におけるRI会長の代弁者?
 地区組織には理事会がありません。と言うことは、地区組織は独立組織ではありません。では何でしょうか?地区はRIが決めたクラブのグループ分けです。その地区内にRIから託されたRI方針を浸透させる為にガバナーが作る委員会などが地区組織です。地区はRIの一部です。だから地区組織が準拠すべきはRI定款であり、その元で地区の運営の一切をRI理事会から任されたのがガバナーです。よって、ガバナーは地区内に於けるRI会長や理事会の代弁者と言えるのかもしれません。

2015年12月
 2015年12月


国際ロータリー第2790地区
ガバナー 櫻木 英一郎(千葉RC)

ガバナーって何だ?
 「ガバナーはRIの役員です」「それがどうした?」「ガバナーはRI側の役職なんです」「何だそれは?」「ガバナーはRIの一員なんです」「そんなはずはない。あんたは千葉クラブの会員だろ?」「RIのラビンドラン会長だってコロンボRCの会員です」「ガバナーはこの地区の全クラブの取りまとめ役だろ?」「本来はそうじゃぁないんです」

地区に一人ずつRIの役員を配置
 全世界の34,000のロータリークラブは国際ロータリー(RI)の加盟会員です。RIは全世界の加盟会員であるクラブにRIの方針を効果的に伝えて浸透させる為に、便宜的に34,000のクラブを534のグループに分けました。それをDistrict(地区)と言います。更にRIは各地区にRI方針を推進する役を配置します。それがガバナーです。

クラブはRIの言う事を全部きかなくてはならないのか?
 クラブがRIの会員であるという事は、我々ロータリアンがクラブの会員であるのと同じです。クラブの会員としてクラブが決めた事に従うのは当然です。しかし、会員だからと言ってクラブの活動に100%出なければならないとは限りません。会員も一個の人間であり意思も都合もあります。しかし100%守らなければならないことがあります。それは世界共通のクラブ定款と、各クラブが定めたクラブ細則です。

クラブは意思を持つか?
 クラブはRIが提示した定款の範囲内で自分の意思に拠り細則を決められます。クラブの意思を決定するのは理事会です。だからクラブは意思を持ちます。しかし、あくまでも定款とRI会長の方針に反しない限りです。もっと詳しい事は新年号に続きます。

2015年11月
 2015年11月


国際ロータリー第2790地区
ガバナー 櫻木 英一郎(千葉RC)

危機感は「今」! 体質改善を!!
 自分のクラブの将来に危機感を持っていますか?自分のクラブが今のままの状態で、今のままの意識で10年経過したらどうなるでしょうか? 20年後はどうでしょうか?創立30年、40年・・・今までは何とか乗り切ってきました。しかし今後の20年はどうなるでしょうか?過去の40年と今後の20年は全く違う状況になるでしょう。どのように違うかを自分の地域で考えて下さい。そして確実に起こるのは人口減少です。過疎化です。

RIの体質改善
 RIは1990年代にこれを察知して、将来に渡るロータリーの存続の為に大きく概念を変えました。
 これらの具体的な事は全分区のIMで話しました、またクラブ訪問でもお話しています。RIはこの危機感から長期の戦略計画を作り、次々に具体策を我々に提示しています。我々ももっとクラブの未来に危機感を持つべきでしょう。

ロータリーは設立当初のコンセプトではない
 1905年にロータリーが作られた時の基本理念は、「会員同士の取引で安心して利益を得て、しかも打ち解け合う」という親睦互恵の考えでした。やがて、その考えと真っ向から対立した「他への寄与(service)」という考えがロータリーの基本理念になりました。

基本理念は変わるか?
 serviceという基本的な考えは今後も変わらないでしょう。しかし100年前にはなかった企業の信用や客へのサービス、社会的コンプライアンスなどは今やロータリーの専売特許ではなく社会の常識となっています。そういう今の社会で、国際的な広い視野で、serviceを実践するのがロータリーです。基本の考えは変えない。しかし活動の内容や形態が50年前と同じでいいのでしょうか?

2015年10月
 2015年10月


国際ロータリー第2790地区
ガバナー 櫻木 英一郎(千葉RC)

中核的価値観とはどういう意味だろう?

 「中核的価値観」という言葉を知ってますか?では「ロータリー戦略計画」はどうでしょうか?これらの言葉を知っている人はロータリーへの興味を持ち、意識が高い人だと思います。しかし、もっと多くの人に知ってもらいたい言葉でもあります。
 ロータリーは従来は五大奉仕を中心に「奉仕活動」を軸にして活動してきました。世界の景気上昇に乗ってクラブ数も会員数も増えました。それはそれでよかったのですが、ロータリーという組織そのものを考える機会は多くはありませんでした。そこに1990年代の世界の景気下降による会員数の減少傾向が見え始め、それに危機感を覚えた国際ロータリー(RI)は「ロータリー」自体を検討する事を始めました。
 2009年には世界中の数千人のロータリアンを無作為に選んでロータリーの未来像のアンケートを取りました。その結果、今後の方針として1.クラブのサポートと強化 2.人道的奉仕の強化 3.公共イメージと知名度の強化をして行くことが望ましいという結果が出ました。これを柱としてロータリーが将来にわたって繁栄するための具体的な方策を次々に立案しました。この未来の繁栄への具体策が「戦略計画」です。そして、その戦略計画の基本的な精神とでも言うべきものが中核的価値観5項目です。国際ロータリーはこれを行動の軸として力強く動き出しています。
 さて翻って我々のクラブではどうでしょうか?この10年、20年の間に会員は増えているでしょうか?それとも減少?クラブ自体を分析して対策を取っているでしょうか?ロータリーの未来とは個々のクラブの未来です。皆さんのクラブも真剣に「クラブの戦略計画」を立てる時期ではないでしょうか?

2015年09月
 2015年09月


国際ロータリー第2790地区
ガバナー 櫻木 英一郎(千葉RC)

IMを終えて公式訪問に

 7月13日に始まり8月4日まで、地区内全13分区での連続IM、90分卓話を終える事が出来ました。最初はこのようなIMの開催さえ危ぶまれましたが、ガバナー補佐(AG)、ホストクラブの方々のご尽力や分区内クラブの皆さまのご理解により無事終える事が出来ました。終わってしまうと一抹の寂しさも感じます。形式や話の内容に対して厳しいご批判も受けましたが、私はやってよかったと思っています。
 全分区を廻らせて頂いて、我が2790地区のどこに於いても各クラブが真面目に、一生懸命にロータリー活動に取り組んでおられる事を認識する事が出来ました。
 IMは1914年にアメリカの西海岸の2つのクラブが交流したことに始まったと言われております。それ以後、都市連合会として近隣都市クラブの交流の手段として続けられました。しかし1969年にロータリーの正式行事から外され、今は開催するか否か、その形式などはガバナーが決める事になりました。
 年度当初に全分区でIMを行う構想はガバナーエレクト(GE)になって間もないころに考えました。全ての分区でガバナーが同じ話をする事でロータリーの最も初歩的な一定の認識を持って頂きたかったからです。これがロータリーに興味を持つきっかけになり、自分で調べて考えて頂きたい。それが地区内の活性化に繋がり、やがてはガバナー候補が増えるようになれば・・・・。これが私の最終の願いです。意識の活性化とガバナー候補が多く出る事は双方向関係です。是非3年後、4年後にガバナーとなる人の推薦が多くのクラブから出る事を願ってやみません。今はクラブ公式訪問の最中です。

2015年08月
 2015年08月


国際ロータリー第2790地区
ガバナー 櫻木 英一郎(千葉RC)

サンパウロ国際大会

 2015年6月4日から12日まで、5泊9日という非常に変則な日程でブラジルのサンパウロで行われた国際大会に参加しました。何しろ地球の裏側、日本からは一番遠い所です。行き帰りともアメリカで乗り継ぎで、飛行機に乗っている時間が片道24時間という長旅です。宇佐見ガバナー(当時)を団長として我が2790地区から4グループ20数名の参加でした。国際大会の会場はサンバパレードの待機場らしく、非常に大きな会場です。先ずは地区内クラブからお預かりした信任状の提出です。この信任状が国際大会で決められる多くの議案の採決票になります。そのうちの一つがノミニー(当時)を2016-17年度のガバナーとして選挙(エレクト)する事です。我が地区の青木エレクトもここで晴れてエレクトの称号を得る準備が整いました。
 大会初日は開会本会議。14,000脚の椅子が用意された会場は満席、世界の150以上の国や地域からロータリアンが参加しました。ゲイリー・ホアンRI会長(当時)の最後の晴れ舞台です。会長のご家族お孫さんまで約30人の紹介もありました。会員増強に大変に熱心なホアン会長のご家族の多くがロータリアンだという事です。更に壇上でサンパウロ州知事をロータリーに入会させるなどのいつものパフォーマンスもあり会場は大拍手でした。
 2日目も午前中は本会議。世界平和や学校に行けない子供たちに自費で教育を提供する活動などの報告。午後は分科会に。日本の東日本大震災のセッションがあったので参加しました。パネラーは2人の日本のロータリアン。多くの外国人の参加があり、この災害への興味が世界的であることが判りました。次は職業奉仕のセッションへ。パネラーはフィリピン、アメリカ、日本(北RI理事)、などの4人です。世界各国からの参加者がありました。アジアからの参加者が若干多かったようです。職業奉仕は世界でも忘れられていません。結論は職業奉仕とは「四つのテスト」を大事にして商売をする事。世界の職業奉仕は日本とは大分違って非常に単純明快。私の考えとほぼ同じで大いに意を強くしました。

2015年07月
 2015年07月


国際ロータリー第2790地区
ガバナー 櫻木 英一郎(千葉RC)

ガバナーになるまで
 昨年度の宇佐見ガバナーの後を受けて本年度当地区のガバナーを務めさせて頂く櫻木英一郎です。よろしくお願い申し上げます。
 私は昨年5月にガバナーノミニーが決定し、間もなく7月にはガバナーエレクト(GE)と呼ばれる事になりました。 それ以降の日々は非常に目まぐるしく、実に様々な事の企画、判断、決定に追われました。しかしこれは皆様もそれぞれの立場や役職に於いて同様だと思います。
 GEの義務として9月、11月に東京で数泊のガバナーエレクト研修セミナー(GETS)に参加しました。これはクラブ会長エレクトのPETSに相当します。
 クラブ会長エレクトのもう一つの必須要件は地区研修・協議会に参加することです。これがGEの場合は国際協議会です。
 今年1月のサンディエゴでの国際協議会の様子は宇佐見年度の月信3月号と5月号に書かせて頂きました。その2か月後の今回はその続きで、本年度の月信第1号としてラビンドランRI会長のテーマについて書かせて頂きます。

プレゼント
 ラビンドランRI会長(RIP)のテーマはご承知のようにBe a gift to the world です。日本語では「世界へのプレゼントになろう」と訳されました。ロータリーの公式文書の 日本語訳はRIの日本語課のみが担当します。この翻訳に際して日本語課ではギフト、贈り物、プレゼントのどれにしようかと迷った結果、一番「心がこもった」ニュアンスを 持つプレゼントに決めたそうです。
 このテーマは100年前にロータリー財団の基礎を築いたアーチ・クランフPRIPのDoing good in the worldに勝るとも劣らない素晴らしいテーマだと思います。
 さぁ、皆さんは本年度のテーマをどのように解釈されますか? 日々の活動の中で折に触れて思い出して解釈してみて下さい。
 本年度は言われた事を聞くだけではなく、「考えてみる一年」にして頂きたいと思います。
 昨年度に引き続いて本年度もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

ガバナーの詳細メニュー

2015-16年度
国際ロータリー第2790地区
ガバナー事務所

〒260-0042
千葉市中央区椿森3-1-1-301

TEL 043-307-2790
FAX 043-307-2791

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