RID2790 2015~16年度
地区R財団委員会
グローバル補助金小委員長 大倉崇
グローバル補助金
・グローバル補助金は、ロータリーの6つの重点分野に該当し、持続可能かつ測定可能な成果をもたらす大規模な国際的活動を支援します。
(2013-14年から導入された未來の夢計画(Future Vision Plan)は3年目になります)
グローバル補助金のよる活動の種類
・人道的プロジェクト
旧マッチンググラント(Matching Grant)
旧3・H(Health Hunger and Humanity)保健・飢餓追放・人間性尊重補助金
・奨学金:大学院レベルの留学
・職業研修チーム
専門職業に関係する研修を提供するチームや、研修を受けるチームを海外に派遣
旧研究グループ交換(GSE)Group Study Exchange
25歳~40歳今まで当地区2回の実績
補助金の使用条件
・人道的プロジェクトの使用にあたっては、活動が実施されるクラブ(地区)とそれ以外のクラブ(地区)がパートナーとなって協力することが求められます。
・双方が補助金を申請する前に参加資格の認定を受ける必要があります。
参加資格 ①クラブ会長と会長エレクトがクラブ覚書(MOU)に同意し署名する。
②任命を受けた会員が地区主催のロータリー財団補助金管理セミナーに出席する。
次回のロータリー財団補助金管理セミナーは次の通り
2016年1月31日(日)13:00~16:00
ガンデオホテルズ千葉(千葉市問屋町)
・その他の要件:
*ロータリーの6つの重点分野に該当することです。
・平和と紛争予防/紛争解決
・疾病予防と治療
・水と衛生
・母子の健康
・基本的教育と識字率向上
・経済と地域社会の発展
(2017-18年度にロータリー財団創設100周年を迎えます(国際ロータリーは2004-05年度に100周年記念)、ロータリー財団管理委員会は奉仕の第2世紀に「人道支援のロータリー」を強く打ち出しました)
*プロジェクトが持続可能であり、補助金の資金が使い尽くされた後も活動成果が長期的に持続すること。
*成果が測定可能な目標を持っていること。
*地域社会のニーズに応えること。
*ロータリアンと地域社会の人々の両方が積極的に参加すること。
*補助金の「授与と受諾の条件」に記載された要件を遵守すること。
支給額と支給方法
・予算は3万ドル以上40万ドル迄の活動が対象となります、内訳は地区財団活動資金(DDF)と同額の国際財団資金(WF)、現金寄付の場合WFは50%の上乗せ。
・当地区は今まで世界社会奉仕活動(WCS)を立ち上げることはあっても、そのプロジェクトに補助金を申請し、財団のプログラムM.G.(マッチング・グランド)でDDFとWF使うことはなかった。これからはWFから同額補助金を引き出す攻撃的な継続性のある大きなプロジェクトの企画を期待しています。
グローバル補助金の申請
・2013-14年から導入された未來の夢計画(Future Vision Plan)は3年目になります、改革ではなく、社会の流れに合わせた変化、その目的は手続きの簡略化と管理費の節約、
・グローバル補助金は年度を通じて随時に申請することが出来ます、申請が受理された順に審査が行われます。綿密なプロジェクト計画が必要のため、当地区では二年度事業をお勧めします、勿論単年度も可。初年度はニーズ調査、重点分野に基づくプロジェクトを立案、目標を満たす活動計画、プロジェクトの効果は持続可能かを確認して申請書類を完成させ、それぞれの協力団体の覚書(MOU)と一緒に提出する。二年目はプロジェクトの実施、完了後は最終報告書を提出する(補助金が支払われてから12ヶ月以上かかるプロジェクトは中間報告が必要)。
・最終報告(中間報告)がない場合、地区は次年度の事業が出来なくなります。
グローバル補助金の奨学金
・グローバル補助金の奨学金も同様で、ロータリーの6つの重点分野で活動する未來のリーダーを育成するためのもので、1~4年間の大学院レベルの学業または研究活動を支援。派遣側と受入側の協力が必要で、申請前に参加資格の認定を受けることも必要です。
・申請はいつでも可能です。しかし、申請の審査や手続きにかかる時間を考慮し、奨学生が出発する少なくとも3ヶ月前までに申請書を提出してください。
・余裕のある申請例として、8月出発する場合を想定して、3月までに候補者の募集・面接・選出をする、5月までに受入側の地区の協力を依頼、補助金申請書を地区に提出、7月までに補助金の承認を受け、奨学生オリエンテーションセミナーを開催、8月に奨学生が出発。
・補助金の支払いから12ヶ月後に中間報告(最終報告)を提出する。
当地区の実績
当2790地区も初年度から人道的プロジェクト4件、奨学金2件が下記の通り完了しました。
クラブ名 実施国 活動名 主な重点分野
茂原RC 台湾 山間部医療バスプロジェクト 疾病予防と治療
市原中央RC インドネシア きれいな水プロジェクト 水と衛生
木更津東RC ネパール 山羊銀行プロジェクト 経済と地域社会の発展
第2790地区 モンゴル 感染予防プロジェクト 疾病予防と治療
松戸東RC アメリカ グローバル補助金奨学金 経済と地域社会の発展
第2790地区 フランス グローバル補助金奨学金 平和と紛争予防・紛争解決
当地区の計画中のプロジェクト
・人道的支援プロジェクト申請を以下のクラブが準備している。
勝浦RC(15,000ドル)習志野中央RC(15,000ドル)市原RC(7,000ドル)
グローバル補助金の予算は11,000ドル残る。この範囲で人道支援プロジェクト実施可能RCを募集しています。その場合は他地区(クラブ)との共同、現金寄付等が必要となる。
・グローバル補助金奨学生定員2名(合計40,000ドル)、現在グローバル奨学生候補4名、試験にて2名を選考。
申請方法と地区のサポート
・グローバル補助金のプログラムの主役は地区ではなく、各クラブであります、グローバル補助金を通じて各クラブの活発な奉仕活動に役立つ事を期待しています。
・グローバル補助金の申請はオンラインで行います、ロータリーのウェブサイト「Rotary.org」で 「My Rotary」をクリックして行ってください。なお、グローバル補助金に関する詳細はwww.rotary.org/ja/grantsをご覧ください。
・当2790地区のグローバル補助金の申請窓口は2015~16年度から地区国際奉仕委員会となります。
・グローバル補助金奨学金を希望する方へ
奨学金に関しては留学先のカウンセラーも必須条件であるため、先ずは世話クラブを探してください。当2790地区は千葉県下に84ロータリークラブがあります。自分の出身地か大学の最寄りのロータリークラブをインターネットで探し、受け入れてくれるロータリークラブが決まってから、ロータリークラブの担当者の指示で手続を始めってください。世話クラブは貴方の奨学金の申請から留学終了までサポートをして頂けます。
・RID2790地区R財団委員会 グローバル補助金小委員会
大倉崇 anzunosato@syd.odn.ne.jp
時田清次 tokita-seiji@toa-engineering.co.jp