ガバナーメッセージ
国際ロータリー第2790地区
2026-27年度ガバナー
森島 弘道 (新千葉RC)
2026年ガバナーメッセージ 「会員増強について」
8 月は「会員増強・新クラブ結成推進月間」です。地域社会へより大きなインパクトをもたらし、私たちの奉仕を未来へ繋ぐために基盤となる「クラブの活力」をさらに高めていくことが不可欠です。この月間にあたり、私たちが目指すべき会員増強の本質について、皆さまとともに考えたいと思います。
1. 多様性を尊重し、「立場をわきまえる」こと
これからのロータリーに求められるのは、年齢、性別、職業、文化などの枠を超えた「多様性(ダイバーシティ)」の確保です。地域の多様なリーダーをクラブに迎え入れることは、組織に新しい視点と活力を注ぎます。しかし、単に異なる背景を持つ人々を集めるだけでよいのでしょうか。「多様性の尊重」が外(他者)への優しさであるならば、「立場をわきまえる」は内(自分)への厳しさです。この二つが組み合わさることで、独りよがりではない、魅力的な生き方が生まれます。クラブ運営も同様ではないでしょうか。自分たちのこれまでの常識を他の会員に押し付けず、また新入会員もロータリーが培ってきた歴史と品格を重んじる。この双方向の配慮と節度があってはじめて、真の調和が生まれます。
2.「 新クラブ結成」における配慮
私たちは、新クラブの結成を進めるにあたり、地域全体のバランスへの配慮を忘れてはなりません。明確な見通しがないまま、既存クラブとの間で地域の限られたリーダー層を分散させる結果を招き、地域全体のロータリー基盤を揺るがしかねない面を持っています。これは「サテライトクラブ(衛星クラブ)」の設置においても同様です。形を変えたとしても、安易な拡大は地域の人材を分散させ、結果として既存クラブの活力を削ぐリスクを含んでいます。今私たちが最優先すべきは、結成という数字の達成ではなく、「今あるクラブの維持と充実」
です。新たな形を模索する場合であっても、地域の現実に即し、全体の調和を乱さないための慎重なアプローチが求められます。
3. 全員にとって「居心地の良い環境」を整える
会員増強において、新しい仲間を迎えることと同様に重要なのが「退会防止(会員維持)」です。せっかく入会しても、クラブに馴染めずに去ってしまうことは残念なことです。すべての会員が「居心地が良い」と感じられる環境づくりに、今一度目を向ける必要があります。ベテランも新入会員もフラットに意見を交わせる雰囲気、仕事や家庭とロータリー活動を両立できる柔軟性、そして例会に行けば温かく迎えられるという安心感。こうした細やかな配慮がクラブへの愛着を育み、結果として最大の会員維持に繋がると考えます。
結びに:全会員が主役となる増強を
会員増強は、単なる数値目標の達成ではなく、クラブに関わる全員が居心地の良い空間の中で、多様な仲間とともに奉仕の喜びを分かち合うプロセスが大切です。
この8 月、各クラブにおいて地域の状況に即した活発な議論が行われ、誰もが「入会したい」「会員として活動を続けたい」と思える、さらに理想のクラブになることを切に願っております。
メッセージアーカイブ
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2026年7月ガバナーメッセージ
新年度の幕開けに際し、地区内すべてのロータリアンの皆様とご一緒に奉仕できることを心から光栄に存じます。同時に、その重責に身が引き締まる思いです。
オラインカ・ハキーム・ババロラ RI 会 長 は「CREATE LASTINGIMPACT (持続可能なインパクトを生み出そう)」を掲げました。一過性の成果にとどまらず、世代を超えて受け継がれる「地域社会への確かな貢献」を重視する姿勢です。各クラブが「この活動は数年後の地域社会にどのような変化を定着させるか」という問いを持ち続けることを推奨いたします。
新年度がスタートする7 月は、「母子の健康月間」です。母親と子どもの健康を守り、その未来を支えることは、持続可能な社会を築くための強固な土台となります。
本年度、当地区では以下の 4 つの RI 重点項目を最優先事項として掲げ、活動を推進してまいります。① ポリオ根絶への不退転の決意:
世界から病を完全に無くすまで支援の歩みを止めません。
② 平和の推進と青少年への投資:
次世代の育成と、青少年が安心して活動できる環境づくりに努めます。
③ 会員増強とクラブの活性化:
他クラブではなく、それぞれのクラブが「これまでの最高の姿」を自らのペースで塗り替えていく活動を支援します。
④ インパクトをもたらす奉仕の展開 :
活動のストーリーを深く理解し、地域のネットワークを活かして、その自立を助ける仕組みづくりの奉仕を推進します。この「母子の健康」と「インパクトをもたらす奉仕」の双方を体現した具体例として、RI のウェブサイトでも紹介された南アフリカの「ナイズナ・ロータリークラブ」の取り組みがあります。同クラブは、恵まれない地域の女性たちの力を解き放つ支援を行いました。女性たちを幼児教育センターの開設・運営を担う起業家として育成・サポートしたのです。このプロジェクトは、子どもたちに安全で衛生的な教育環境を提供するだけでなく、母親たちの経済的自立を促し、地域社会全体の貧困の連鎖を断ち切るという、次世代への 「未来への贈りもの」となるインパクトを地域に定着させました。
私たち第 2790 地区の各クラブにおいても、このような背景にあるストーリーを大切にし、地域のリーダーと連携しながら、持続可能な奉仕のあり方を模索していただきたいと願っています。地区チーム(ガバナー補佐と地区委員会)はクラブの運営を支援し、情報やリソースの共有をしながら、共に歩んでまいります。
本年度を成功に導く鍵は、皆様の「内なる変化」です。「グッドがベターになり、ベターがベストになるまでは、歩みを止めてはならない」。この言葉を胸に持続可能なインパクトを共に創造しましょう。